漫画『セイレン〜悪党と契約家族になった〜』の52話のネタバレと感想です。
前回アリアとロイドは秘密を共有して、より一層仲を深めました。そして今回はタイトルの通り、ガルシア帝国から派遣された修練生・ガブリエルが到着します。
アリア視点だと前世での敵が現れた状態ですが、この先どうなるのでしょうか?
>『セイレン〜悪党と契約家族になった〜』ネタバレ全話はこちら
バレンタイン邸にガルシア帝国の修練生が到着する
修練生には近づくな

その日バレンタイン邸に、ガルシア帝国から送られた修練生が到着しました。
ロイドはその事をアリアにも伝えますが、彼は修練生をスパイのようなものだと考えていたので、言葉すら交わさないほうがいいと忠告するのでした。
修練生のガブリエルと遭遇する
しかし偶然にも、アリアは庭でガルシアの修練生・ガブリエルと遭遇してしまいます。
なお彼とは神殿跡地で度会っているので(26話参照)、彼女に「どこかでお会いしたことがありませんか?」と質問しますがーーー
その時、アリアの専属侍女・マロニエが苛立った表情で2人の間に立ちはだかりました。というのも彼女はガブリエルがナンパをしたと勘違いしたのです。
あらぬ疑いをかけられ、大慌てで否定するガブリエル。そして一方でアリアは、神殿跡地に行ったことがバレてはいけないので初対面だと嘘を付きます。
すると彼はそれ以上言及することなく、とにかく無事で良かった…とだけ言って自己紹介をしますがーーー
この時、アリアは彼の正体に気付きました。彼こそが前世で会った、聖女・ヴェロニカの忠犬・ガブリエルだと。
アリアにとって彼は前世での敵ですが、味方にすれば今後役に立つかもしれません。そこで別れ際に、こっそりと手紙を手渡しました。
『実は私が、天使を救ってあげたの』
引用元:セイレン〜悪党と契約家族になった〜52話


ガブリエルを味方につけるため、アリアは彼を待ち伏せする
ガブリエル懐柔作戦
その後アリアは、礼拝堂で待ち伏せしてガブリエルと再び接触します。
そして神殿跡地で初めて会った時、気絶した彼をどうやって助けたのかを説明しました。


すると真実を知ったガブリエルは、最初から私の助けなど必要なかったのですね…と申し訳なさそうに謝罪します。
「動物の助けを借りたのですね。そういう事だったのですね。最初から私の助けなど必要なかったのですか。迷惑をかけて申し訳ありません」
引用元:セイレン〜悪党と契約家族になった〜52話
するとアリアは微笑みながら『あなたの歩く道を疑わないで』と書かれたメッセージカードを掲げます。
その言葉は彼が以前、聖女・ヴェロニカに言われたものと同じだったので、彼は偶然だろうか…?と不思議に思うのでした。
⇒『セイレン〜悪党と契約家族になった〜』53話のネタバレはこちら
まとめ|セイレン〜悪党と契約家族になった〜52話のネタバレと感想
52話のおさらいとネタバレ感想

現状、アリアとがガブリエルの関係がややこしいので簡単にまとめておきます。

アリアは出先で1度ガブリエルに会っており、彼はそのとき野党にポコポコされて気絶してしまったので、アリアが神殿に送り届けてあげました。
そして彼女はこの時、彼を励ますため『あなたの歩く道を疑わないで』と書かれたメッセージカードを残しています。偶然にもこの言葉は、ガブリエルが最も欲していた言葉でしたがー――
聖女・ヴェロニカが、この言葉をパクります。
彼女はガブリエルを自分のものにするためメッセージカードを処分し、落ち込む彼に『あなたの歩く道を疑わないで』と声をかけたのです。要するに、人の台詞をさも自分が思いついたかのように言ったのです。
さらにこの言葉は、ガブリエルに効果てきめんでした。僕はこの言葉がほしかったんだ!と感激し、それ以来ヴェロニカに傾倒するようになります。彼からすれば天啓のようなものだったのでしょう。
しかし今回のラストで、アリアにも全く同じ言葉を言われます。
ガブリエル視点だと、運命的なセリフを2人の女性から言われた状況です。
上手くいけば彼が聖女に傾倒するのを防げるでしょうし、アリアの狙いどおり仲間に引き込めるかもしれません。彼の心が今後どのように揺れ動くのか気になりますね。
⇒『セイレン〜悪党と契約家族になった〜』53話のネタバレはこちら