『セイレン〜悪党と契約家族になった〜』5話のネタバレと感想|バレンタイン邸に到着する

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漫画『セイレン〜悪党と契約家族になった〜』の5話のネタバレと感想です。

唯一の『セイレン』であるアリアは生前若くして息を引き取るも、目を覚ますとなぜか10歳のころに戻っていました。

そしてアリアは、バレンタイン公子の結婚相手としてバレンタイン城へと向かうことになりますがーーー

かの領地は森林に囲まれており、外部の人間の出入りが徹底的に禁じられています。さらに結界がはられていて、簡単にはたどり着けないのでした。

この先どうなるのでしょうか?以下にストーリーの続きをまとめました。

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『セイレン〜悪党と契約家族になった〜』ネタバレ全話はこちら

バレンタイン城に向かう途中、何者かに襲われる

アリアが馬車の外に出ると…

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アリアは勇気を出して馬車の外に出てみると、そこには血まみれの父親と傭兵たちが転がっていました。

さらにすぐ傍には、人の背丈ほどもある大きな犬3匹とそれらを従える黒髪の男が立っていて、彼は無感情に言います。

「面白いな。いつからバレンタインの地位はこんなに落ちたんだ?ろくでもない奴らが自分の立場もわきまえずやってくるとは。久しぶりに犬が暴食できそうだな」

アリアはその言葉に怯え、その場にへたり込んでしまいます。

しかし男は容赦なく、犬をアリアにけしかけました。

アリア、危機一髪!

目をギュッとつぶり、死を覚悟するアリア。

しかし犬たちは襲いかかることなく、アリアの顔をなめながら尻尾を振っているではありませんか。

すると黒髪の男は納得のいかない顔をしながら、アリアに聞きました。

「変な仮面を被っているみたいだな。お前一体何者だ?」

彼によれば、この犬たちは強い力に本能的に反応するそう。そして犬が彼を慕うのは、この世に彼の力を超える者がいないからだと言います。

そのため彼は、一見弱そうに見える少女が自分よりも強いのだろうか…と疑問に思ったのです。

しかし実際はアリアが強いのではなく、セイレンには動物と共感できる固有能力があるというだけ。

さらにアリアが犬をなでると3匹とも懐くので、アリアはその可愛さにほおを緩ませます。

その状況を見た男はチッと舌打ちをし、ひとまずアリアを自分の屋敷―――バレンタイン城へと連れて行くのでした。

ひよこ
この人がバレンタイン家の現当主だね。ロイドの父親。

アリアとコルテーズ伯爵は、バレンタイン城に到着する

バレンタイン城に到着する

一命をとりとめたアリアと父親は、バレンタイン邸の客室へと通されます。

「伯爵の勇気は評価いたします。今までバレンタイン邸にむやみに侵入した人はあなたが初めてです」

そう言いながら白髪の執事はアリアにココアを差し出します。そのココアにはマシュマロが浮いていて、アリアは初めて見るそれを不思議そうに指でつつきました。

白うさ
マシュマロの存在自体知らないんだね。
ひよこ
アリアにとっては、メロンの匂いがする白い物体…くらいの認識だよ。

するとその時、先ほどの黒髪の男――バレンタイン広子が何でもないような顔で言いました。

「案内人を呼べ。山にいる獣が全部食っちまう前に、俺の猟犬にエサを与えないとな」

つまり彼は、アリアと一緒に来た傭兵や護衛騎士たちをみんな犬の餌にすると言うのです。

その言葉を聞いたコルテーズ伯爵は焦り、しかも「これは全部お前のせいだ!」とアリアを睨みつけますがーーーその瞬間、犬たちが威嚇したため伯爵はたじろぎました。

コルテーズ伯爵への賠償金

執事は今回の件について、賠償金を払うと言います。また黒髪の男――バレンタイン公子も望む金額を与えると言うので、コルテーズ伯爵は下卑た笑みを浮かべながら言いました。

「それじゃあ本題に…実は私の娘をご紹介したく連れてまいりました。この子を妥当な金額で取引していただけるのであれば、私は二度とここを訪れません」

つまり、美しいセイレンを引き渡す代わりに相応の金額を払えと言うのです。

しかしその瞬間、それまで温厚だった執事がギロッと伯爵を睨みました。

「コルテーズ伯爵。あなたは手続きもなしに訪れて騒ぎを起こし、バレンタインと大公子様を侮辱しました。伯爵の無礼を許すのは、あなたの父であるマエストロ・コルテーズ伯爵が世紀の名曲を作曲した人だからです」

白うさ
つまりこれ以上の無礼は許さんぞと。

コルテーズ伯爵の劣等感を刺激するその言葉。悪魔城の執事長らしく、彼もまた普通ではないようですがーーー

その反面なぜかアリアには親切で、穏やかに笑いながらココアを勧めてくれます。

(あれ?私には優しい。一体どうして…?)

さらに執事だけでなく犬たちもアリアに懐くので、彼女はセイレンの能力のおかげで親切にしてもらえるのかも…と気づきます。

そこでアリアはペンを取り、筆談で言いたいことを伝えました。

『私は全ての動物と意思疎通ができます。知らない事もたくさんありますが、使い勝手も多いです。学ぶのが早いですから。私を引き取ってください』

期待でわずかに頬を赤らめながら、自分の気持ちを伝えるアリア。

しかし父親はそれが癪に障ったらしく、何もしないでじっとしてろ!とアリアを怒鳴りつけました。

⇒『セイレン〜悪党と契約家族になった〜』6話のネタバレはこちら

『セイレン〜悪党と契約家族になった〜』5話のネタバレと感想

5話のおさらいとネタバレ感想

ネタバレ感想

無事にバレンタイン邸へと到着したアリア。

なおこの時点で、アリアの恩人であるロイドはまだ子供。現在の当主であるバレンタイン公子は、ロイドの父親です。

そして本文を読んだところ、バレンタイン公子はこの世で一番強い力を持った男性のようですね。さらに無礼な相手には容赦がなく、生きている人間だろうと平気で猟犬のエサにしてしまいます。

ただし一概に残酷という訳ではなく、今回はあくまでコルテーズ伯爵が無断でバレンタイン領を訪問したから怒っているようです。

⇒『セイレン〜悪党と契約家族になった〜』6話のネタバレはこちら

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