漫画『セイレン〜悪党と契約家族になった〜』の44話のネタバレと感想です。
前回、ロイドは結婚の件についてバレンタイン大公と口論になりました。しかし2人とも日頃の行いに問題があるので、サビナに叱られて部屋を追い出されます。
その後、彼らはどうなったのでしょうか?続きを読んでみましょう。
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サビナの腕に抱かれながら、アリアは大切なことを教わる
サビナの優しい言葉

ロイドと大公は部屋を追い出されたため、部屋にはアリアとサビナの2人だけが残ります。
するとサビナはアリアの頭をよしよしと撫でながら「次からは、息子と夫のことを思いっきり罵っても構わない」と言いました。
その言葉にアリアは戸惑うも、サビナは大丈夫だと言って微笑みます。アリアがいくら暴れて泣いたとしても、彼女の夫と息子たちには当然の報いだと言うのです。


笑いたければ笑って心のままに行動すればいい。サビナはそう言い聞かせた後、アリアを優しく抱きしめて言いました。
「いつか心に余裕ができたら、お前の秘密を打ち明けておくれ。分かったか?春の妖精ちゃん」
その言葉に焦るアリア。一方でサビナは笑みを浮かべつつ、アリアの鼻をちょんと突つきました。
サビナはあのとき歌を歌ったのが、アリアだと気付いていたのです。
部屋から追い出された男たちは、まだ口喧嘩を続けていた
続・ロイドVS大公
一方その頃。部屋を追い出された男達―――もといロイド・大公・使用人の3人は、部屋の前で立ち尽くしていました。
なおロイドは恨みがましく大公を睨みながらも、アリアに何かしてあげた事があるかと質問します。
すると大公は、以前アリアがほとんど食事をとらなかった事。しかし彼の言葉により、食事の量が増えた事について話しました。
その話を聞いたロイドは複雑そうな顔をします。当時のロイドは彼女をすぐ消える子だと思っていたので、何も知らなかったのです。


またこの時、大公もロイドに質問をしました。
アリアが来てから全てが良い方向に流れ出したので、あの子を利用する気じゃないだろうな?と言い出したのです。
するとロイドは冷たい目つきで大公を威嚇し、アリアを利用することは絶対にないと断言してその場を去って行きました。
大公の探し求めた『鍵』とは?
「あの子は頭はいいのに勘違いが激しいな」
ロイドが去った後、大公は使用人に話しかけます。実のところ大公が誤解させるような話をしたことが原因ですが、当の本人は楽しげに笑っています。
そしてこの時、大公はぽつりと呟きました。
「俺は神聖帝国の探し求める”鍵”が、あの子ではないかと…それを伝えたかったのだがな」
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『セイレン〜悪党と契約家族になった〜』44話のネタバレと感想
44話のネタバレと感想①大公のラストの台詞

44話の最後で、バレンタイン大公が何やら意味深なことを言っていましたね。
台詞をそのまま読み解くなら、神聖帝国・ガルシアには目的がありその『鍵』を長年探していたのでしょう。
なお『鍵』というのは恐らく比喩ですあり、必要なのはセイレンの能力だと思われます。
なので解釈としては、アリアの持つ能力がガルシアにとって必要になるかもしれない…くらいの意味合いでしょう。
ガルシアの目的については謎ですが、多分ろくな事じゃないと思うんですよね。神聖帝国という名前の割に、内部は腐敗しているようですから。
44話のネタバレと感想②ロイドは多分焦ってる
44話で大公が指摘していましたが、ロイドはこの家で一番アリアのことを知りません。
彼女が拒食症だったことも、サビナの命を救ったことも、音楽の才能がずば抜けていることも、ロイドは婚約者なのに何一つ知らなかったのです。
ロイドからすれば、この事実はショックでしょうね。しかも前回、母親から「お前はこの子を傷つけたんだぞ謝罪しろ」という旨の厳しい言葉をもらったわけですから。
この状況下でロイドがこれからどう動くのか。今後が楽しみですね。
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