『セイレン〜悪党と契約家族になった〜』42話~43話のネタバレと感想|サビナのお見舞いに行く

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漫画『セイレン〜悪党と契約家族になった〜』の42話~43話のネタバレと感想です。

前回ダナに素顔を見られたため、アリアは仮面を外して生活するようになります。そして今回、大公妃・サビナとの面会許可が下りたのでお見舞いに行くことに。

彼女との再会にアリアは何を思うのでしょうか?続きをまとめたので読んでみましょう。

『セイレン〜悪党と契約家族になった〜』ネタバレ全話はこちら

42話|大公妃との面会日、アリアはお見舞いに花を持って行く

大公妃・サビナのお見舞いに行く

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ダナに素顔を見られて以来、アリアは仮面を外して生活するようになります。

そして今日は大公婦人・サビナのお見舞いに行く日。あれ以来一度も会っていませんが、ようやく面会できることになったのです。

そのためアリアは彼女が好きな“火花の木”の花をプレゼントに持って行こうと考えますが、いざ木の前に到着すると花に手が届きません。

この状況にアリアが困り果てていると、ちょうど木に登っていたロイドが目の前に降り立ちます。彼もまた同じことを考えていたらしく、手には花のついた枝が握られていました。

「母上のところに行くのか?花なら俺が取ってやったからこれにしろ」

しかしサビナは『火花の木』を大事にしているので、折った枝を持って行くのは無神経でしょう。

そのためアリアは彼から枝を借りると、花だけを取ってロイドの手のひらに乗せます。そして気付かれないよう、彼の髪に花を一輪さしました。

護衛少年・クラウドとの初顔合わせ

髪飾りのように、頭に花をつけたロイド。普通の人ならイラズラに気付きそうなものですが、彼はそんな機会とは無縁だったらしく全く気付きません。

さらにこの時、ブフッ!と笑い声が聞こえます。ロイドの背後にいた護衛役の少年・クラウド(ロイドより少し年上の赤髪の男児)が必死で笑いを堪えていたのです。

するとロイドはそれが不愉快だったらしく、サビナの部屋に到着するまでの間クラウドに後ろ歩きで付いて来るよう命令しました。

ひよこ
この後、アリアとロイドは仲良く手を繋いで歩いたよ。
白うさ
可愛いね。でもロイド、花を髪に刺したままだけどいいの?

緊張しながらもサビナに面会する

サビナの部屋に到着すると、アリアは緊張のあまり胸を高鳴らせます。そしてロイドが「俺の前ではいつも厚かましいくせに…」と悪態をつきながら部屋の扉を開けるとーーー

そこにはベッドに腰掛けながら微笑を浮かべるサビナがいました。

43話|アリアは久しぶりにサビナと再会する

サビナとの会話

ロイドが体調について尋ねると、サビナはまだ体が少し痛むと答えます。しかしその姿は凛としていて、アリアはそんな彼女をかっこいいと思いました。

また彼女の部屋の壁には剣が飾られているので、アリアはサビナが剣を振るう姿を想像してうっとりします。

するとアリアの思考が伝わったらしく、サビナは触ってみる?とアリアに微笑みかけます。また同時に、ロイドのことを軽くからかいました。

「勉強と訓練しか知らない私の退屈な息子にも、青春が来たようだね」

そう言いながら、サビナはロイドの頭に付いていた赤い花を手に取ります。

この時ようやく、ロイドはイタズラされたことに気付いてアリアに怒りますがーーーアリアがにこにこと可愛く笑うので、その怒りは長続きしませんでした。

バレンタイン家唯一の常識人

その日、アリアは困り果てていました。なぜなら目の前では、ロイドとその父親・バレンタイン大公がいがみ合っているのです。

「その子をスパイだと疑って殺そうとしたくせに、もう結婚するだと?許可すると思うのか?(=私の娘?は誰にも嫁がせないぞ)」

余裕綽々な態度でそう告げる大公。一方でロイドは、そもそもアリアを自分の結婚相手に選んだのはどこの誰ですか?と言い返します。

するとその時、傍観していた大公婦人・サビナが口を挟みました。

「いずれにせよ、二人ともその子を殺そうとしたのだろう。信じられないな。正気か?」

その言葉を聞くなり、ロイドと大公は黙り込んで目を逸らします。

白うさ
ド正論アタック。
ひよこ
ロイドと大公は言い返す言葉もないね。

そしてサビナはアリアを招き寄せると、自分の膝のうえに載せます。この小さくて大事な子供にトラウマでもできたらどうするのかと、じっとアリアを見つめますがーーー

この時サビナは、アリアの首に小さな傷(※)があることに気付いてロイドたちを睨みつけました。

この傷は、以前ロイドにつけられた傷です。彼は最初のころアリアをスパイだと勘違いしていたため、剣を突き付けて出て行けと脅しました(8話参照)

するとアリアは、いつものメッセージカードで『大丈夫』と伝えますがーーー

サビナは「大丈夫だなんて言ってはいけない」とアリアに注意しました。なぜならその言葉を言い続けていると、辛い状況にあっても本当に大丈夫だと思い込んでしまうから。

とくにロイドと大公はそういった概念が無いので、謝罪されるまで話もするな…と彼女は言います。

その言葉に、アリアは初めて自分が傷つけられたのだと自覚しました。

前世ではもっと酷い目にあったので、この程度何でもないと思い込んでいたのです。けれど自分の状況を理解し、ポロポロと涙をこぼします。

それを見た大公とロイドは動揺しますが、サビナは一切容赦せず、2人に部屋を出て行くよう言い付けました。

⇒『セイレン〜悪党と契約家族になった〜』44話のネタバレはこちら

『セイレン〜悪党と契約家族になった〜』のネタバレと感想

42話のネタバレと感想

ネタバレ感想

42話もほっこりした感じでストーリーが進みましたね。

そしてロイドは最後までずっと髪に花をつけたままで、その状態でサビナの部屋に入ってしまいました。これ、バレたらアリアもクラウドも怒られそうですね。

43話のネタバレと感想

サビナさん強いですね!あのロイドと大公を黙らせるって相当ですよ。今までの描写から気丈な女性であることは知っていましたが、43話では女傑であることが判明しました。

また部屋に剣を飾っている事から、武術にも優れていると思われます。この人、本当にかっこいい女性ですね。アリアがうっとりするのも分かります。

また執事曰く、サビナは『バレンタイン家唯一の常識人』との事。彼女さえいれば、大公やロイドが無茶な事を言い出してもきちんと叱責してくれそうです。

⇒『セイレン〜悪党と契約家族になった〜』44話のネタバレはこちら

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