『ロクサナ〜悪女がヒロインの兄を守る方法〜』37話のネタバレと感想です。
前回ロクサナは、ついにラントに反旗を翻しました。今まで従順に従ってきたのはラントを罠にはめるための演技だったのです。
とはいえラントもみすみすと謀反を許すはずありません。この先、アグリチェはどうなるのでしょうか？
娘のロクサナに裏切られて、ラントは激怒する
ロクサナの謀反
本当の謀反人がロクサナだと知り、ラントは鬼のような形相で彼女に襲い掛かります。しかしその刃が届くことはありませんでした。
なぜならラントが動こうとした瞬間、足元で呪術陣が発動して体に激痛が走ったのです。
そして血を吐き苦痛にうめく中、ラントは必死に状況を理解しようとします。
(これは…血を媒介とした呪文！？まさか他人の血を、隠された呪術陣に埋めこんだのか！！)
成すすべなく床に倒れるラント。なおポンタインは、その様子を怯えながら見ているだけ。
そして玉座に座るロクサナは、なおも優雅に微笑みながら言いました。
「どうしてそのように油断されたのですか？親子の愛情も信頼もすべて無駄だと、直接教えてくれたのはお父様でしょう？」
するとラントは吐血しながらも、忌々し気にロクサナを睨みつけます。そして傍に立っていたデオンに、彼女を始末するよう命令しますがーーー
デオンは無言でロクサナのもとに足を運び、恭しい態度で彼女の手を取りました。
そしてこの時ようやく、ラントはデオンにも裏切られたことを理解したのです。
ジェレミーに助けを求める
するとその時、審判の間にジェレミーが訪れます。様子を見に来た彼は、扉を開けるなりギョッとしました。
(ジェレミー！そうだ、私の息子！お前がいたな！！)
好奇を逃すまいと、ラントは助けを求めますがーーージェレミーはラントに目もくれず、デオンを見て激昂しました。
「お前、姉さんから手を離せ！サナ姉の右手も左手も、全部俺のなんだから！」
そしてすぐさまデオンとの距離を詰めると、その手をピシャリと叩き落としました。ジェレミーにとっては父親のピンチよりも、他の男がロクサナに触れることの方がよほど重要なのです。
「残念ながら、アグリチェにあなたの味方はいません。でも心配しないでください。まだ役に立つので、今すぐ殺しはしません」
デオンとジェレミーを従えながら、なおも優雅に告げるロクサナ。孤立無援となったラントは、その様子を悔しげに睨みつけるしか出来ませんでした。
カシス視点｜目的を果たすため、ある場所へと向かう
悪縁を断ち切るため、目的地に向かう
一方その頃。カシスとその部下たちは、夜の森を進みながら『ある場所』に向っていました。
なお下見をしに行った部下からの報告によれば、目的地の内部はなにやら騒がしいとの事。それを聞いたカシスは状況を把握し、しばらく待機するよう部下たちに命令します。
そして心の中で『もうすぐで悪縁を断ち切るから』と呟くのでした。
⇒『ロクサナ〜悪女がヒロインの兄を守る方法〜』38話ネタバレはこちら
まとめ『ロクサナ〜悪女がヒロインの兄を守る方法〜』37話のネタバレと解説
37話のおさらい
37話にして、ロクサナがついに父・ラントに謀反を起しました。
本来ならラントの方が実力が上ですが、特別な呪術陣を使われたため秒殺されてしまいます。
そこでラントは息子のデオンとジェレミーに助けを求めるも、2人はすでにロクサナの手の内。その結果ラントは見捨てられて孤立無援となりました。
なおてロクサナによれば一族内にもはやラントの味方はいないそう。恐らく長い時間をかけて、アグリチェの大半を説得（懐柔？）したのでしょう。
37話のネタバレと感想
今までラントは、圧倒的な力でアグリチェを支配してきました。しかし今回、自分の子供たちに裏切られて失墜します。
個人的に、これは当然の末路かなと思っています。
なぜならラントは今まで、自分の子供だろうと役に立たなければ容赦なく切り捨ててきました。自分の子供のことを道具としか見ていませんし、愛情なんて微塵もありません。
そうやって今まで切り捨ててきたから、今度は自分が切り捨てられた。完全に自業自得であり、韓国マンガらしいストーリーなのかなと思います。
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