韓国のマンガ『ロクサナ〜悪女がヒロインの兄を守る方法〜』のネタバレ感想です。31話~32話のストーリーをまとめて紹介します。
前回、集会のためウィグドラシルを訪問したロクサナ。31話からは会議がスタートし、他の一族との顔合わせがありますが…
会議は無事に終わるのでしょうか?感想をまじえて紹介していきます。
『ロクサナ〜悪女がヒロインの兄を守る方法〜』31話ネタバレ
ロクサナの気になる人
客室のバルコニーで、優雅にお茶を飲むロクサナ。ちらりと地上を見下ろせば、そこには彼女を一目見ようとする男たちが群がっています。
しかし当のロクサナは、彼らに興味などありません。
ロクサナが目を向けたのは、彼らのすぐ傍を横切った”赤毛の男”。ガストロ一族の後継者・リュザークをじっと見つめました。
リュザークとの初対面
それは去年の和会合での出来事。豪華で輝かしい会場にいながら、ロクサナはひとりで壁際で考え事をしていました。
(黄のベルティウムは今年も不参加のようね。となると残りは、赤のガストロ・青のペデリアン・白のフィペリオンか)
しかしフィペリオン家は、今まで一度も会議に顔を出したことありません。
かの一族は魔物への関心が強いため、和会合の時期になると特定の魔物の生息地を追いかけるため参加しないのだとか。
会場に”リュザーク・ガストロ”が登場すると、周囲がざわめきます。
男主人公のひとりに相応しく、威風堂々たる姿で歩くリュザーク。ロクサナがじっと見つめれば、彼もこちらに気づき一瞬足を止めますが…
リュザークは眼光を鋭くし、何も言わずにロクサナの横を通り過ぎました。
なぜロクサナに敵意を見せるのか。その理由は、彼の”設定”にあります。
というのも小説内において、リュザークは”女嫌い”という設定なのです。
リュザークVSジェレミー
リュザークの態度は相変わらずで、今年もロクサナを見るなり睨みつけました。するとその様子を見ていたジェレミーが怒りを露わにし、彼に文句を言います。
「お前、何でロクサナ姉ちゃんを睨んでんだよ?」
ボキボキと手を鳴らし、臨戦態勢に入るジェレミー。
しかしリュザークは怯むことなく「お前もアグリチェ一族か。本当に生意気だな」と反論しました。
実を言うと、ジェレミーは昨日からストレスで苛立っていました。そのためリュザークに対し、無謀な戦いを挑んだのでしょう。
こうなった以上、止めないワケにはいきません。
2人のやり取りをバルコニーから見下ろしていたロクサナは、ジェレミーに会場に戻るよう注意します。すると彼は大人しく従いますが、こっそりとリュザークに”あっかんべー”をしました。
・・・
「弟が私を心配するあまり、失礼を働きましたね」
謝罪をするロクサナに対し、あんなのが弟かと嫌味を言うリュザーク。
するとロクサナは微笑みながら「本来はかわいい子で、私に無礼を働いた相手にだけ荒っぽくなるんです」と告げ、ドレスを翻しながらその場を後にしました。
ついに小説のヒロインが登場
その日の夕方。
ロクサナが与えられた客室で休んでいると、メイドから報告がありました。ベルティウムの頭首と、ペデリアン一行が到着したそうです。
その言葉を聞き、ロクサナは目を伏せて思いました。いよいよ、小説のヒロインのご登場ねーーーと。
『ロクサナ〜悪女がヒロインの兄を守る方法〜』32話ネタバレ
ラントVSペデリアン当主
ラントに連れられて、再び会場へと向かったロクサナ。すると廊下で、ペデリアン家の当主・リシェルと鉢合わせます。
ロクサナは上品に挨拶しますが、両家は長年にわたり対立しているため当主2人は険悪な雰囲気。ラントは青筋を立てて「相変わらず殴りたくなる顔だな」と言い、リシェルも「こっちのセリフだ」と嫌味で返す始末。
そんな中、ロクサナは微笑んで尋ねました。青の貴公子(カシスの通称)は今年も来られないのですね…と。
その質問に対し、リシェルは冷静な表情で「公務で忙しいため遅れるようだ」と返事をしますが…
ラントはにやりと笑いながら、また嫌味を言いました。
お前の息子に会ってからもう3年経つが、年に一度も離れられないなんて一体どんな公務をしているんだ?と。
そして険悪な雰囲気のまま、ラントはロクサナを連れてその場を去ります。そして娘と2人きりになると「死んだ奴をどうやって連れてくるのやら」と独り言ちました。
ジェレミーはシルビアに出会うが…
その日の夜。
会場に”シルビア”が姿を現すと、周囲の男たちはその美しさに見惚れます。
月のように光輝く銀髪に、星のようにきらめく瞳。しかし遠目から彼女を見ていたジェレミーは、舌を出して嫌そうな顔をしました。カシスに似た顔なので癪に障ったのです。
原作とは違い、ジェレミーのシルビアに対する評価は下品なものでした。この様子なら、原作のように彼女を誘拐することは無いでしょう。
ロクサナの思い
同時刻、ロクサナは客室にいました。というのも監視用の毒蝶を使役しながら、会場全体の様子をこっそり見ていたのです。
毒蝶によれば、会場ではシルビアが誰より目立っていたそう。その報告を受けたロクサナはカシスのことを思い出し、どこか寂しい気持ちになりました。
・・・
朝の4時ごろ、ロクサナは寝付けずに外を散歩します。そして庭の一画で、膝を抱えて座りながら今後のことを考えました。
原作の小説では、シルビアが18歳になった「今」から物語がスタートするのが本来の流れ。しかし現実では、小説と違う局面を迎えるでしょう。
(生きているカシスを見たとき、ラントがどんな表情をするのか楽しみだわ)
ロクサナはひとり笑みを浮かべました。
漆黒のローブを着た男が到着する
するとそこに、馬車の到着する音が聞こえます。
視線をやれば、馬車から降りてきたのは漆黒のローブを着た男。まさかデオンが到着したのかと、ロクサナは警戒しました。
⇒『ロクサナ〜悪女がヒロインの兄を守る方法〜』33話ネタバレはこちら
今回の感想|ペデリアン家頭首・リシェルの印象
31話の感想|ついにシルビアが登場
小説のヒロインである”シルビア・ペデリアン”。大事な会議なので、やはり彼女も参加するようです。
そして31話のラストでは、彼女の姿(ただし目元は見えない)が描かれていましたが…
見るからに美少女ですね。銀髪のサラサラの髪に、上品な口元。多分、カシスに似てキレイな顔立ちなのでしょう。
ロクサナとのご対面が楽しみですね!2人は一体、どんな反応をするのやら。
というか彼女、カシスからロクサナの話を聞いているのでしょうか。聞いているなら、シルビア側から接触してきそうですね。
32話の感想|リシェルはどこまで知っているのか?
32話ではペデリアン家の当主・リシェルが登場しました。カシスとシルビアの父親で、ラントとは非常に仲が悪いです。出会い頭に嫌味の応酬をするあたり、お互いに毛嫌いしているのでしょう。
しかし本編を見たところ、リシェルはロクサナに対しては冷静に対応していました。彼女もアグリチェなのに。
これは管理人の予想ですが、カシスからロクサナのことを事前に聞いていたのかもしれませんね。
その場合、リシェルにとってロクサナは息子の命の恩人。そのため彼女に対しては、態度が柔らかだった可能性があります。
カシスは常識人なので、事情については当主に報告してると思うんですよ。報連相って大事ですから。
⇒『ロクサナ〜悪女がヒロインの兄を守る方法〜』33話ネタバレはこちら