韓国のマンガ『ロクサナ〜悪女がヒロインの兄を守る方法〜』のネタバレ感想です。15話~16話のストーリーをまとめて紹介します。
前回ロクサナは、出口までの近道をカシスに教えました。この近道を通れば、誰にも邪魔されず脱出できるそうですが…
曲者だらけの屋敷の中で、そう簡単に脱出できるでしょうか?管理人の感想を交えながら、ストーリーを紹介します。
目次
『ロクサナ〜悪女がヒロインの兄を守る方法〜』15話ネタバレ
巨大蜘蛛の正体

巨大なクモの正体は、カランチュラという魔物。どうやら第5飼育場から逃げ出したようです。
しかもクモは1匹だけでなく、天井を突き破ってゾロゾロと侵入してきました。
カシスが逃亡した理由
事件の発端は、今から30分前。
使用人たちは、カシスをお茶会へと移送していました。
しかし運悪く、途中でジェレミーに見つかってしまいます。ロクサナの許可なくカシスが連れ出されたことを知り、彼は激怒しました。
使用人たちは「デオン様の命令です」と弁解するものの、本来許可を取るべきはロクサナでありデオンではありません。
ゆえにジェレミーは、浅はかな使用人たちを容赦なく処罰しました。
・・・
さらにこの時ジェレミーは、カシスの首元にキスマークを発見します。これは予め、ロクサナが付けておいたものですが…
ジェレミーはいろいろと誤解し、さらに怒り狂ってカシスに殴りかかりました。しかしその攻撃は避けられたため、ますます不機嫌になります。
その結果、ジェレミーは「カシスが暴れて部下たちがやられたぞ!」と大声で叫びました。
カシスに手を出せばロクサナに怒られるので、逃亡者扱いにしようと考えたのです。
そうすればジェレミーは、カシスを攻撃するための口実を作れますから。
その思惑に気づいたカシスは、この家にはろくな奴がいないなと呆れますが…
しかし状況は悪くありません。なぜならジェレミーは、カシスを格下だと思い油断しているのですから。


カシスVSジェレミー
カシスは外まで走って逃げると、ジェレミーを迎え撃ちます。攻撃をかわしつつ、それを利用して拘束具も外しました。
想像以上にすばやいカシスに、歯ぎしりをするジェレミー。しかし彼は、ここが第5飼育場であることを思い出してニヤリと笑いました。
ジェレミーは飼育場の扉を開けて、カランチュラを解き放ったのです。
カシスVSカランチュラ
魔物に理性など無いので、カランチュラはカシスではなく使用人たちを次々と襲います。
飼育場ははまさに阿鼻叫喚。
しかしカシスは怯むことなく、近くに落ちていた槍でカランチュラを葬りました。
またその際に、偶然助けたアグリチェの使用人が「ありがとう」とカシスに礼を言います。その言葉に、カシスはふと考えました。
アグリチェ家の人間を助ける義理などないけれど、死に瀕する人を見捨てるほど残酷にはなれないな…と。


一方でジェレミーは…
事件を巻き起こしたジェレミーは、木の枝にぶらさがって一連の出来事を眺めていました。
彼は冷静さを取り戻していたものの「大事になるところだったな」と呑気そうに笑っています。
その様子に、当然ながら苛立つカシス。
するとそこに「何事だ?」と言いながらデオンが現れました。
『ロクサナ〜悪女がヒロインの兄を守る方法〜』16話ネタバレ
デオンの登場
デオンの登場に、嫌そうな顔をするジェレミー。一方カシスも、彼を一目見ただけで只者ではないと感づきます。
そしてデオンは無表情で「問題ばかり起こすのは相変わらずだな」とジェレミーを窘めますが…
その言葉に、ジェレミーは青筋を立てて反論しました。
元はといえば、お前がカシスを連れてこいと命令したんだろ!?と。
しかし、デオンはそのような命令を出していません。
つまり、何者かがデオンの名前を使ってカシスを呼び出したのです。
そのため彼は、母・マリアが余計な事をしたのだろうと考えました。


デオンVSカシス
デオンはカシスを一瞥すると、わずかに口角をあげて言いました。少し前に、境界でペデリアンの忠犬を処理したぞと。
彼の言う”忠犬”とは、言わずもがなカシスを探しに来た部下のこと。その言葉にカシスは激高し、持っていた槍でデオンを攻撃しますが…
デオンは剣ですべての攻撃を防ぎます。それどころか手加減さえしていたのです。
ロクサナを探しに、シエラが現れる
対峙するカシスとデオン。
するとそこに「サナ…!」と女性の声が響きました。
声の主はシエラで、どうやら彼女はロクサナを心配して温室へと向かっている様子。
魔物が出たと聞き、居ても立っても居られなかったのでしょう。
さらにその時、別の魔物が出現してデオンに襲い掛かりますが…
デオンは何を思ったのか、自身の剣にかじりついた魔物をシエラの方へと投げつけました。
カシスの機転により、シエラは難を逃れるが…
このままでは、無力なシエラは大怪我をするでしょう。助けようにも、距離が離れすぎています。
そこでカシスは、魔物に向かって槍を投げつけます。すると槍は魔物の頭を貫き、無事にシエラを守ることができました。
が、しかし。
丸腰になったカシスを、デオンは容赦なく攻撃します。
その結果カシスは地に伏し、さらにその様子を見たシエラは、息子を亡くしたときの状況を思い出して発狂しました。
この大混乱の中、ジェレミーは参ったなという顔をしますが…そこにようやく、話を聞きつけたロクサナが現れました。
15~16話の感想&解説

15~16話はややこしいストーリーでしたね。混乱した人もいそうなので、わかりにくい点をまとめてみました。
14~16話の時系列
まずはストーリーを時系列順に見ていきましょう。以下、お茶会あたりからカシス逃亡までの流れです。
- デオンの名前を使い、何者かがカシスを呼び出す
- 兵士がカシスを移送する
- ②を見たジェレミーが、兵士をシバく
- ジェレミーがカシスを逃亡犯にしたてあげる
- お茶会中、カシス逃亡の報告がはいる
- ジェレミーが飼育場の扉を開けてカランチュラを解放する
- 飼育場は大混乱
- マリアのお茶会にもカランチュラが現れる
- 16話冒頭につづく
以上、14~16話の時系列まとめです。もしかすると⑤⑥が前後するかもしれませんが、大体こんな感じですね。
結局カシスを呼び出したのは誰?
今のところ、カシスを呼び出した犯人は不明です。
兵士は「デオンの命令」と言っていますが、彼はそのような命令を出していません。
そのためデオンは母親・マリアを疑いますが、現状だとマリアが黒幕だという証拠もありません。
14話の後半でマリアは焦っていたものの、他に疑わしい証拠もないのです。今のところマリアが怪しいというだけで、黒確定ではありません。
デオンの奇行について考察
16話にてデオンは、シエラに魔物をぶん投げるという奇行をしていました。お前何しとんねん。
最初にこのシーンを見たとき、管理人は”デオンはなぜ魔物を投げたのか”がわかりませんでした。
シエラのことを嫌っている風でもないし…
カシスを丸腰にするためかなとも思いましたが、デオンはそんな事をしなくてもカシスに勝てるはずです。
でもこの理由は、18話を読んだら解決できました。
どうやらデオンはロクサナの泣き顔を見たいようです。
ロクサナを泣かせるために彼女の母・シエラを狙ったと考えれば、デオンの行動にも一応納得がいきます。
ただ、納得はできても理解できませんけどね。何で無関係な人を巻き込むのかな、この人。