韓国のマンガ『ロクサナ〜悪女がヒロインの兄を守る方法〜』のネタバレ感想です。13話~14話のストーリーをまとめて紹介します。
前回ロクサナは、出口までの近道をカシスに教えました。この近道を通れば、誰にも邪魔されず脱出できるそうですが…
曲者だらけの屋敷の中で、そう簡単に脱出できるでしょうか?管理人の感想を交えながら、ストーリーを紹介します。
目次
『ロクサナ〜悪女がヒロインの兄を守る方法〜』13話ネタバレ
デオンを嫌う理由

ロクサナがデオンを嫌う理由は2つあります。
1つめの理由は、試験に失敗した兄・アシルを処分したのがデオンだから。
そして2つめの理由は、ロクサナが弱い姿を見せてしまった唯一の相手だから。
というのも彼女が子供の頃、デオンに泣き顔を見られたことがあるのです。
ロクサナとデオンの過去

ロクサナがまだ子供だったころ。訓練の一環として、彼女は”大事な人”を処分するよう命令されました。
亡き兄・アシルの幻覚を見せられ、それを斬るという残酷な訓練を受けたのです。
そしてこの時、震えて動けずにいたロクサナの前に現れたのがデオンでした。
彼女が動かなければ、デオンは容赦なくアシルを斬り捨てるでしょう。たとえ幻覚でも、そんな光景は見たくありません。
だからロクサナは泣きながら、兄を手にかけたのです。「あなたの手で、アシルを二度も死なせない。絶対に」と言って。


マリアから招待状が届く
ロクサナが自室で休んでいると、メイドが”マリアからの手紙”を持ってきます。
迷惑なことに、マリアが主催する”お茶会”の招待状が届いたのです。
また、そこにはカシスも同伴するように記載されていました。
・・・
そしてお茶会の当日。赤いドレスを着たロクサナは、1人で会場を訪れます。もちろんカシスは連れていません。
お茶会の会場は、屋敷内にある植物園のような場所。天井がガラス張りなので、青空が良く見えます。そしてお茶会のために、丸いテーブルも用意されていました。
会場にいたのは、笑顔で挨拶をするマリア。さらに母・シエラもおり、彼女は戸惑った様子でした。
『ロクサナ〜悪女がヒロインの兄を守る方法〜』14話ネタバレ
シエラとマリアの関係
マリアのお茶会には、ロクサナだけでなく母・シエラも招待されていました。
といっても、シエラは強制されて嫌々ながら参加しただけです。
マリアとシエラの関係は、例えるなら蛇とネズミのようなもの。ゆえにシエラは、いつも誘いを断れずお茶会に参加しているのです。
その様子を見たロクサナは「アグリチェ家は狂っている」と改めて実感しました。


狂ったお茶会
お茶会には他の令嬢たちも集まっており、みんな美しくドレスで着飾っています。テーブルの上にはスイーツも並んでいて、とても華やかに見えますが…
しかし全員がアグリチェ家の人間なので、会話はひどく物騒です。飛び交うのは残酷な言葉ばかりで、シエラは一人怯えていました。
そんな中、マリアは「新しいお人形のルウェルを紹介する」と言い出します。
するとそこに現れたのは、体を傷つけられ歪んだ姿へと変えられた女性。彼女こそがルウェルです。
その異様な姿に、シエラは目見開いて絶句します。ロクサナは平然としていますが、内心では「これだから二度と来たくなかったのに…」と毒づいていました。
ロクサナは母親を救出する
シエラにお茶を淹れてあげて。
マリアが指示をするも、ルウェルは体をうまく動かせず震えています。またこの時、シエラも恐怖で震えていました。
その結果、熱いお茶がこぼれてシエラの服にかかってしまいます。
当然ながらマリアは苛立ち、ルウェルをお仕置きをすると言いました。
するとシエラは怯えながらも、自分が悪いのだと庇いますが…庇ったところで、マリアが許すはずありません。
そこでロクサナは、話を中断させるためにわざと床にカップを落としました。
ガシャン!と音が鳴り響けば、狙い通りマリアの言葉はピタリと止まります。
そしてロクサナは申し訳なさそうな顔で謝罪し、また母の手が火傷しているから手当した方がいいと指摘しました。
その言葉に「まあ大変!」と慌てるマリア。さらにロクサナは、母を医者のところに連れて行ってと使用人に指示します。
こうして彼女は、母親をお茶会からうまく逃がしたのです。
カシスが逃亡する
狂ったお茶会は、シエラが退席した後も続きます。すると途中、使用人たちが慌てた様子で会場へと駆け付けました。
使用人たちはデオンの命令により、カシスをお茶会に連れて来ようとしたそう。しかし途中で、カシスが逃亡してしまったのです。
その報告を受けたロクサナは、静かに激怒しました。
現状、カシスはロクサナの所有物。にも関わらず、使用人たちは許可なくカシスを連れ出そうとしたのですから。彼女の怒りは当然でしょう。
無表情のまま激怒したロクサナに、震えあがる使用人たち。それほど彼女は恐ろしかったのです。
逃亡したカシスは、南西方面の廊下で目撃されたそう。そして現在、ジェレミーが追跡中です。
その報告を聞いたロクサナは、すぐお茶会を立ち去ろうとします。
その際、マリアが冷や汗をだらだらと流しながら「一緒に捕まえてあげようか?」と提案しますが…
ロクサナは、それをきっぱりと断りました。
巨大な蜘蛛が襲来する
その時、お茶会の会場が大きく揺れます。
見上げれば、ガラス張りの天井に巨大なクモが張り付いていたのです。
そして誰もが悲鳴を上げる中、ロクサナだけはクモを睨みつけていました。カシスを追う前にまずはこの化け物から片付けようと、果敢にも挑んだのです。
13~14話の感想

カシスが逃亡したようですが、何だか話が妙ですね。
確かにカシスは、すでに出口への近道を知っています。でも同時に、ロクサナから「近道を使うにはリスクもある」という話も聞いていました。
まだリスク対策が終わっていないのに、賢いカシスが逃亡するでしょうか?
しかも、ロクサナに何の話もせずに。まあ連行中に逃げたとの話なので、カシス的には逃亡しやすいタイミングだったのかもしれませんが…
それにしても妙。
管理人の予想ですが、カシスの逃亡には”裏”がありそうですね。
もしかするとアグリチェ家の誰かが、彼を逃亡させるよう仕組んだのかもしれません。
そしてここで気になるのが、14話のマリアの反応。
カシスが逃げたと聞いた時、彼女は冷や汗を流していました。どこか焦っているように見えます。めちゃくちゃ怪しいですね!
となると、カシスの逃亡事件にはマリアも関わっているのかもしれません。