『ロクサナ〜悪女がヒロインの兄を守る方法〜』1~4話のネタバレと感想

ロクサナ感想

韓国のマンガ『ロクサナ〜悪女がヒロインの兄を守る方法〜』のネタバレ感想です。1話~4話までのストーリーを時系列順でまとめつつ、簡単な解説もつけました。

早い話が、マンガ版をわかりやすく紹介しつつ管理人の感想も入れた記事です。

⇒ネタバレ一覧はこちら

『ロクサナ〜悪女がヒロインの兄を守る方法〜』1~2話ネタバレ

小説『奈落の花』のストーリー

ロクサナ感想

小説『奈落の花』。

それは現世で流行っていた、禁断のロマンス小説。

ヒロインは”シルビア・ペデリアン”という銀髪の美しい少女で、彼女は清廉潔白な”ペデリアン家”の姫君です。

しかしある日、彼女のたった一人の兄・カシスが失踪します。そのためシルビアは、兄を捜索しますが…

実はカシスは”アグリチェ家”に誘拐されたのです。

アグリチェはあらゆる悪事に手を染める一族で、ペデリアンとは真逆の存在。さらに両家は昔から敵対しています。

そのためカシスは監禁され惨たらしい扱いを受け、挙句のはてに命を落としました。

その結果。

優しかったシルビアは狂気に染まり、その手でアグリチェ家を滅ぼしたのです。

ひよこ
以上、小説『奈落の花』のあらすじだよ。
白うさ
救いがない…

悪女・ロクサナに転生する

現世で生まれ育った主人公は、ごく普通の大学生。しかしある日『奈落の花』の世界へと転生します。

彼女が憑依したのは、生まれたばかりの赤ん坊。母親は絶世の美女だったので、第二の人生はバラ色だと喜びますが…

赤ん坊の正体は、いずれ悪女となる”ロクサナ・アグリチェ”。

小説の設定だと、ロクサナは美しいけれど残酷な美少女。さらに将来、発狂したシルビアによって一族ごと滅ぼされる運命です。

つまり主人公が生き残るには、シルビアの発狂を防ぐのが絶対条件。

そのためには、彼女の兄・カシスを救う必要があります。

ひよこ
カシスの死=シルビア発狂=アグリチェ全滅だよ。

ロクサナの幼少期

アグリチェの現当主・ラントには、10人以上の妻と大勢の子供がいます。

そして子供たちは例外なく、家業を継ぐのがルール。そのためロクサナも、幼少期から悪党としての教育を受けていました。

しかしロクサナの中身は、ごく普通の現代人。

ゆえに幼少期の彼女は、実技(つまり処刑)が出来なかったのです。そのため父・ラントから「出来損ないめ」と罵られていましたが…

ある事件をきっかけに、彼女は一変します。

ロクサナが豹変した、とある事件とは?

悲しむ女性

ロクサナには、4つ年上の兄・アシルがいました。

アシルは一族の中では珍しく、優しく温和な性格。そのため現代人のロクサナと気が合い、アグリチェの家風に批判的でした。

そして2人とも、成績が伸び悩んでいたある時。

”ある事件”が起こります。

アシルはその優しさゆえに、一族内で行われる”特別な試験”に合格できず処分されたのです。

幼くして兄を亡くしたロクサナは、その日から豹変しました。実技もこなせるようになり、兄弟姉妹の中でもトップクラスの成績を維持するようになります。

つまり兄の死をきっかけに、ロクサナは悪女として生まれ変わったのです。

ついに原作がスタートする

ロクサナが美しく成長した頃。

父親のラントは”とある青年”を誘拐してアグリチェ家へと連れてきました。

銀髪と金色の瞳をもった、美しい青年。両腕を拘束されながらも、反抗的な目でロクサナを睨みつけています。

彼こそが、カシス・ペデリアン。

この大陸を支配する一族のひとつ、ペデリアン家の長男。そして小説『奈落の花』のヒロイン・シルビアの兄にあたります。

そして彼がアグリチェ家にやってきたこの瞬間から、原作『奈落の花』の物語がスタートしました。

ひよこ
つまり、ここから原作スタートだよ。

 

カシスが牢屋に幽閉された後、さっそくロクサナは彼の元へと向かいます。

自身が生き延びるため、何としてでもカシスを逃がす必要があります。そうすればヒロインは暴走しませんから。

そして牢屋のカギを開けると、鎖に繋がれたカシスを見ながらロクサナは告げました。

「信じられないだろうけど、私があなたを助けてあげる」

『ロクサナ〜悪女がヒロインの兄を守る方法〜』3~4話ネタバレ

ロクサナはカシスの面倒を見る

カシスのいる牢獄に、ロクサナは毎日通いました。彼に解毒剤を飲ませ、ケガの状態を確認し、栄養のあるものを持って行きますが…

当然ながらカシスは、ロクサナを信用しません。そもそも彼は、なぜロクサナが自分を助けようとするのか知りませんから。

そのため彼女を見るたび「アグリチェのくせに、一体何がしたいんだ」と悪態をつきました。

カシスは反抗的ですが、内心ロクサナのことを美しいと思っています。最初に彼女と出会った時は、視界がぼやけていたためロクサナが天使に見えていたほど。また彼女の名前を聞いたときも、彼女にふさわしい素敵な名前だと感心していました。

ロクサナの危険な習慣

ロクサナは自室に戻ると、専属メイドのエミリーに命じて毒薬を用意させます。

というのも彼女は、”毒蝶”という特殊な魔物(5話で登場)を育てるために、いつも毒を飲んでいるのです。

ジェレミー・アグリチェ

するとそこに「サナ姉ちゃーん!」と可愛らしい声が響きます。腹違いの弟・ジェレミーが、部屋に訪れたのです。

ジェレミーは『奈落の花』の悪役の一人。ヒロイン・シルビアに心を奪われ、アグリチェを破滅に追い込んだ張本人です。

しかし今はまだ子供なので、悪役ながらも可愛らしい性格をしています。ロクサナを姉として慕い、頭をなでてやれば喜ぶような一面があるのです。

ひよこ
ただし、ジェレミーが可愛いのはロクサナの前だけ。
白うさ
裏表が激しいね。

アグリチェの晩餐会

パーティーの食事

アグリチェ家には「晩餐会」という恒例行事があります。行事と言っても、現当主・ラントと共にディナーをするだけの食事会ですが…

ただし晩餐会に参加できるのは、兄弟姉妹の中でも一握りのみ。成績が優秀なトップ3名だけが、同席を許されています。

そしてロクサナは”あの事件”が起こって以来、ずっと2位の成績をキープしているため晩餐会にいつも参加しているのです。

ひよこ
ちなみにジェレミーも参加してるよ。

そしてある日の晩餐会。

ロクサナは遠回しに「カシスを私の所有物にしたい」と父にねだりました。

ラントはその願いを聞き入れ、かくしてロクサナは”カシスの主人”となった訳ですが…この決定に、不満を表す人物が2人いました。

1人目はジェレミー。姉の愛情がほかに向くのが嫌なので、当然ながら焦ります。

2人目はシャーロット。腹違いの妹で、彼女もまたカシスを所有物にしたいと願っていたのです。

とくにシャーロットの怒りは相当なものでした。「私が先に目を付けたのに!絶対にあげないんだから!」と癇癪を起こし、ロクサナに直接抗議するほどに。

そのためロクサナは、仕方がなく彼女の相手をします。どっちが上か理解させるため、シャーロットを容赦なく叩きのめしたのです。

白うさ
説得(物理)
ひよこ
アグリチェ家では、この方法が普通なんだろうね。

ジェレミーの策略

ロクサナの実力は、兄弟姉妹の中でもトップクラス。ゆえにシャーロットが勝てるはずもなく、結果はロクサナの圧勝。

シャーロットは切り傷だらけで地に伏し、わなわなと震えました。

そしてロクサナが去った後。

すぐ傍で勝負を見ていたジェレミーは、シャーロットの髪をわしづかみにして言いました。

「八つ当たりなら”オモチャ”にしろよ。ただでさえ腹立たしいのに、火に油を注ぐな」

そう告げる彼の顔は、アグリチェらしく残酷でしたが…

この時、ジェレミーは思いつきます。シャーロットを利用し、カシスに危害を加えようと考えたのです。

⇒5話ネタバレはこちら

1~4話の感想

ストーリー感想

ネタバレ感想

小説の世界に転生した主人公が、破滅から逃れるためにヒロインの兄を救う。

『ロクサナ』のストーリーを簡単に説明するなら、この一言に尽きます。よくある悪女転生系ですね。

ただし他のマンガと違い、主人公が転生したのはガチの悪党一家。ごく普通の大学生にとっては荷が重く、主人公はどうしても一族になじめませんでした。

その結果。

主人公は悪女になりきれず苦労し、兄・アシルを亡くすという辛い経験もします。とんだ苦労人ですね。

雰囲気が独特なので、好き嫌いが別れるマンガかなと思います。

補足:マンガ版はプロットで書かれています

リード文にも記載しましたが、この記事ではマンガの内容をできるだけ時系列順に直して紹介しています。

本家の『ロクサナ』はプロットで書かれているので、マンガ読後にこの記事を読んだ人は「なんか内容が違う」と違和感持ったでしょう。

でもこれ、理由があるんですよ。

というのも管理人が『ピッコマ』のマンガ版を読んだときに、時系列がバラバラすぎて内容がわかりにくい…という印象を受けたのです。

だからストーリーをわかりやすく伝えるため、1~4話をあえて時系列順で紹介しています。

誤解されないよう補足すると、本家はちゃんと面白いです。マンガは雰囲気重視なのか、ワンシーンを美しく・不気味に書くことにこだわった印象です。

でもその結果、時系列がバラバラで若干わかりにくい部分もあります。なので本記事では、布教のためにストーリーをまとめ直しました。

⇒5話ネタバレはこちら

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