『狂った王女にはワケがある』の9話のネタバレです。ストーリーの概要と管理人の感想を掲載しています。
前回リズベルは、自分を助けてくれた男が魔塔主・アシオスだと気づきました。そして彼を味方につけて、継承争いを生き残ろうと考えますが…
彼女の企みは上手くいくのでしょうか?続きを読んでみましょう。
目次
アシオスに助けられてから3日後
ここ3日間の様子

アシオスに助けられてから3日間。
足の治療から日々の食事まで、彼は甲斐甲斐しくリズベルの世話をしました。今も彼女が足裏を傷つけないように、お姫様抱っこで運んでくれています。
(この男はなぜこんなに親切なんだろう?)
リズベルはそう思う反面、彼から危険な香りがすることも直感的に気づいていました。
おかしな態度のアシオス
アシオスによって別室へと運ばれたリズベルは、円卓のテーブル席に座らせられます。そして彼と向かい合わせになってティータイムを過ごしますが…
アシオスはなぜか、リズベルを凝視します。頬杖をついて、ひたすら彼女だけを見つめるのです。
リズベルはその正直すぎる視線を受けながら、どうすれば彼を味方にできるだろうかと考えました。
(危険なほどに強くてむしろ良かったかも。ジカルとロゼスにとって脅威になるだろうし)
とはいえ、こんなにも凝視されれば気になるのが当然で。彼女は思わず、なぜそんなにじろじろ見るの?と彼に質問します。
すると彼はにこりと笑って、キレイだからですよと答えるだけ。あなたほど美しい女性を見たことはないと、甘い言葉を口にするのです。
その言葉にリズベルはもういいわよ!と怒り、お返しと言わんばかりに真正面からアシオスを見つめ返しました。
おかしな態度のアシオスに、リズベルは”ある質問”をする
アシオス視点①
本当にキレイだ…と微笑みながら、アシオスはリズベルを見つめます。
(美しいヘラルの娘。長い間待っていたその女性が、私の前にいる。魅惑されるほど美しい姿で…)
そして彼は、リズベルの髪に手を伸ばしました。
リズベル視点
急に髪に触れられたリズベルは、困った顔をするも彼にされるがまま。そしてふと、ある可能性に気付いて質問しました。
「あなた、私に惚れたの?」
もしアシオスが自分に好意を持っているなら、利用しやすくなるでしょう。だからダメもとで聞いてみたのですが…
彼は相変わらず微笑んだままで、それで納得できるならそれで構いませんよ…と曖昧な返事をします。結局のところ今日も彼の本心はわからず、リズベルは機嫌を損ねてプイッと横を向きました。
アシオス視点②
そして一方で、アシオスも彼女のことを不思議に思っていました。
リズベルは狂女だと聞いていたのに、この3日間全くそのような言動を見せません。おまけに他の人々と違い、彼女はアシオスの魔力を怖がらないのです。
そしてリズベルは、今も”聖力”をコントロールできずに体から垂れ流している状態。しかし”魂の従属”を行えばそれを防げるので、いっそ今ここで試そうかと考えます。
するとその時。
リズベルは真っすぐに彼を見ながら「私を助けたときに黄金の光を見なかった?」と質問します。
しかし彼は答えずに無言で立ち上がり、リズベルの傍に寄るとーーそのまま彼女の唇にキスをしました。
補足|リズベルの事情
問題だらけな現状
リズベルの立場を考えると、いつまでもここに隠れているワケにはいきません。
兄2人が自分を探し出す前に、アシオスが信じられる人なのか知る必要があります。そして今後の対策を立てなければなりませんが・・・
いかんせん、彼は本心を明かしません。
なので彼女の心境を考えると、苛立ちも少なからずあるのかなと思います。命を狙われているのに身動きが取れないとなると、かなりストレスが溜まっているはずです。
『狂った王女にはワケがある』9話のネタバレと感想
ネタバレ感想①最後のキスは何だったのか?
最後のシーンで、アシオスは突然キスをしました。多分、これが”魂の従属”をするための儀式なのでしょう。
ラブロマンスでよくある、キスで魔法がかかるパターンですね。
単にアシオスがキスしたかっただけの可能性もありますが、それだと彼がセクハラ青年になるので…多分、あのキスは儀式的なものなのでしょう。
ネタバレ感想②アシオスについて
今のところ、アシオスの本心が全くわかりませんね。見つめてくる理由に関しても、リズベルが綺麗だからとしか答えません。
ただしこの言葉は嘘ではなく、彼は心からリズベルを美しいと思っているようですが…それとは別に打算というか真の目的?があるはずなのに、そちらは一切口にしません。
いったい彼は何が目的なのでしょうか。
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