ピッコマの漫画『狂った王女にはワケがある』の26話のネタバレです。ストーリーの概要を紹介しています。
前回リズベルは聖女として覚醒しましたね。さらに覚醒すると同時に、彼女には女神・ヘラルらしき人物が付きまといますが…
この先どうなるのでしょうか?感想を交えながら続きをまとめました。
アシオス視点|使い魔・ティスに冷たい言葉を浴びせる
アシオスとティスの会話

アシオスが耳元のピアスに触れると、ティスの体がわずかに反応します。そして次の瞬間、ティスは元気よく立ち上がって言いました。
「主!私は最善を尽くしました!なのに私がどうやって聖力に堪えられましょうか!」
主はひどい!と反論するティス。
しかしアシオスは相変わらず苛立った顔で、言い訳するなと告げます。ティスの脇腹にはジカルの剣先が刺さったままなのに、容赦なしです。
そして彼がプイッと横を向いた時、数メートル先にロゼスの姿を見つけます。ロゼスは柱にもたれかかり、今にも死にそうなほどぐったりしています。
そこでアシオスはロゼスに歩み寄り、彼の右腕のケガを魔法で治してやりました。
もしここでロゼスが命を落とせば、聖女であるリズベルはきっと気を落とすだろうと考えたのです。また内心では、ロゼスを生かしておけば彼女が心を開くかもしれないという打算がありました。
回想|女神・ヘラルとの勝負
アシオスは昔、ヘラルに言われたセリフを思い出します。
『娘が覚醒する前に、あなたが先に娘を見つけて従属させたらあなたの勝ちよ。もちろん、私が先に見つけて奪えば私の勝ち』
そしてヘラルは、アシオスのあごをクイッと持ち上げて続けます。
『あなたが勝ったら、その子をあげるわ。私を殺せる唯一の武器。けど私が勝ったら…』
次の言葉を聞いた瞬間、アシオスは目を見開きました。
『私があなたを殺してあげる』
アシオス視点|覚醒したリズベルを迎えに行くが…
リズベルの様子がおかしい?
ようやくリズベルの元にたどり着いたアシオス。しかし彼女は、何やら普段と様子が違います。
「今さら来るなんて遅いわね。お父様とは会った?」
そう言いながらリズベルは、目の前に転がっているジカルを笑顔で踏みつけたのです。さらにこの時、彼女は“アシオス”と彼の名前を呼びますが…
アシオスは彼女に一度も名前を教えたことがなく、また聞かれたこともありません。なのに知っているという事は、つまりーー
そこまで考えて彼は、一足遅かったようですね…と自嘲します。
すると彼女――リズベルの体を乗っ取った女神・ヘラルは、勝ち誇った笑みで告げました。
「見つけたのはお前だけど、持っているのは私。だからこの子は私のもので、私の勝ちよ」
ヘラルに体を乗っ取られる
勝負は私の勝ちだと言うヘラル。一方でアシオスは淡々とした口調で、まだ勝負は決まっていないと言います。
なぜなら今まで、リズベルは自分を誰にも渡さないと言い続けていました。それにヘラルは、あくまで彼女を見つけただけですから。
しかしへラルはなおも、王女は私のものだと言い張ります。
「私の王女よ。 私の器を得るまで100年かかったの」
しかしアシオスは、それはお互い様だと反論します。ヘラルと違い、彼は人間の体で100年という時間を耐えたのですから。それこそ、うんざりするほどの時間を過ごしてきたのです。
だから彼は、改めて言いました。
「選択するのは、器である聖女です。それでこそ公正な賭けでしょう?」
そして2人が見つめあっているうちに、やがて彼女の目は虚ろになり、糸が切れたように気絶します。
その瞬間、リズベルの体からはヘラルの魂が抜けました。
どうやら正常な覚醒では無かったらしく、体に限界が来るとともに追い出されたようです。
するとリズベルの体がぐらりと揺れて倒れそうになったので、アシオスは彼女を抱き留めます。そして窓から去って行くヘラルの魂を見ながら呟きました。
「お嬢さん、どんな手を使ってでもあなたを守るというのが私たちの取引でしたが、どうですか?私は約束を守れましたか?」
するとリズベルは目を覚まし、無茶苦茶ね…と言って微笑みました。
『狂った王女にはワケがある』26話のネタバレと感想
勝負の内容がかなり酷い
今回ようやく、アシオスとヘラルの”約束”が明らかになりましたね。経緯は分かりませんが、2人はやはりリズベルを賭けて勝負していました。
リズベルを見つけて彼女を従属させればアシオスの勝ち。けれど先にヘラルが奪えば、ヘラルの勝ち。
そして26話でヘラルは、リズベルの体を乗っ取って勝利宣言をしますが…
あくまで一時的に乗っ取っただけで、すぐに体から追い出されてしまいました。アシオス曰く、正常な覚醒では無かったことが原因のようですが、この辺は詳しい描写がありませんでした。
この漫画、説明が少ないのでわかりにくいのが難点ですね。
というかこの勝負、リズベルの人権を無視した内容です。かわいそう。
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