ピッコマで連載中の『狂った王女にはワケがある』の24話のネタバレです。
前回リズベルとロゼスは2人そろって罠にはめられ、絶体絶命の危機に陥ります。さらにロゼスを庇ったせいで、ティスが犠牲になりますが…
その時、リズベルが聖女としての力を発揮しました。前回はここで終わりでしたが、その後どうなったのでしょうか?
目次
アシオス視点①バルディマル王家の秘密に気づく
バルディマル王家の秘密

本城を探索していたアシオスは、怪しげな部屋にたどり着きます。その部屋は真っ暗で、12個の棺が円形に並べられているのです。
なお一番手前にある棺は、最近ロゼスに殺された第5王子のもの。そして王子と王女の棺が7つ。さらに奥側に並んだ5つは、王の妻たちの棺。
この光景を見たアシオスは、なぜバルディマル王家が兄弟同士で戦い続けているのか理解します。
そしてさらに部屋の奥に進んでいくとーー台座のような場所に、王・ルシペが座っていました。ルシペの目は虚ろで、彼の肩ごしには蛇がいます。
この時アシオスは、すぐに蛇の正体を見抜きました。というのもこの蛇は、本来魔界にいるべき悪魔・イゴールだったです。
そしてアシオスは部屋の状況から、1つの真実にたどり着きます。
異常なバルディマル王家が隠していた秘密は、王の悪魔召喚だったのだと。
つまり王は悪魔召喚をするために、人間の死体――それも妻子のものを使ったのです。
ルシペの犯した罪
アシオスは眉をひそめながら、ルシペに質問します。
「一体誰が、人間の死体で悪魔を召喚する方法を教えた?いやそもそも、誰が悪魔の名前を教えた?」
この時点でアシオスは、ルシペが今まで行ってきた罪をほぼ察していました。
- 王位を継ぐために、兄弟たちの血で聖戦を汚した
- その結果、怒った女神に呪いをかけられる。そのためルシペの体は少しずつ石のように固まり始めた
- その後、妻や子供の死体を利用して不法に悪魔を召喚した
- 自分の呪いを解くために、子供たちを争わせている
アシオスは険しい表情でこれらの罪を問い詰めるも、ルシペは不機嫌そうに「王家のことは王家で解決する」と答えるだけ。
そんな彼に、アシオスは続けて質問しました。
もし継承戦で子供が1人だけ生き残ったら、本当にその者に王位を譲るつもりだったのか…と。
するとルシペは不気味に笑い、そんなワケないだろうと告げます。
つまりルシペは、呪いを解ける子供を探したかっただけで最初から王位を譲る気など無かったのです。
アシオス視点②ルシペの残酷な行いを知った結果
残酷なルシペ
ルシペの返答を聞いた瞬間、アシオスは無表情になります。残酷な行いに怒りを感じているのか、その瞳には軽蔑の色がにじんでいます。
しかしルシペに反省の色は一切ありません。
それどころか彼は、継承戦争の名目で子供たちを争わせるのは実にいい考えだったと笑いました。なにせ自分の手を汚さずに、最強の戦士を探せるのですから。
すると次の瞬間。
アシオスは目に見えない速さで一気にルシペとの距離を詰めると、彼の肩に乗っていた蛇――もといイゴールを魔法で締め上げます。
そして呆然とするルシペの胸ぐらを掴み、彼の顔面を思い切り殴りました。
アシオスがついにキレる
アシオスの強烈な一撃を受けて、ルシペは吹き飛びます。あまりにダメージが大きすぎて、立ち上がることすら出来ません。
そして怯える彼に、アシオスは静かな声で質問しました。
「即死か、苦しみながらゆっくり死ぬか。どちらかお選びください、バルディマルの王よ」
その言葉に、ルシペは目を見開いて震えます。彼の顔は恐怖に染まっており、先ほどまでの余裕はどこにもありません。
『狂った王女にはワケがある』24話のネタバレと感想
※感想は後から追記します。
とりあえずアシオスが素手でも強いことに驚きました。強力な魔法といい、この人が本当に人間なのか怪しくなってきましたね。