『狂った王女にはワケがある』の15話のネタバレです。いつものようにストーリー概要を紹介しています。
前回リズベルは、兄・ロゼスにトドメを刺そうとしました。しかしその行動はアシオスに止められ、さらに兄の持っていた短剣が偽物だったことも知ります。
結局、リズベルはロゼスと敵対するのでしょうか?管理人の感想を交えながら、続きを紹介します。
目次
ロゼスの本心がわからず、リズベルは混乱する
混乱するリズベル

地面に座り込んだまま、混乱するリズベル。
そんな彼女に、アシオスは険しい顔で質問します。今、バルディマルで一体何が起きているのか…と。それは以前から彼が感じていた疑問でした。
が、しかし。
リズベルはその質問に答えません。またこの時、彼のアゴを人差し指でクイッと持ち上げて「それを言えばあなたは、うんざりする王族をすべて倒してくれるの?」と逆に質問します。
さらに彼女は満面の笑みで、アシオスのことを信じられないと告げました。
リズベルは再び鳥かごに入る気など微塵もありません。彼女は自由な人生を望んでいるのです。だから彼女は、不敵な笑顔を浮かべて言いました。
「取引をしたのだから、あなたは私の言うとおりにすればいいのよ」
取引である以上、彼に多くを望むほど彼の要求もまた多くなるでしょう。だからこそリズベルは、護衛以外の命令をしません。
そう告げるリズベルを、アシオスは「またか…」と思いながら無表情に見つめます。
思い返せば、彼女はいつもそうでした。きっちりと線引きをして、近づくほどに遠ざかるのです。
本当にロゼスと戦うのか?
二度と邪魔をしないでと告げた後、スタスタと歩いて行くリズベル。そんな彼女の後をついて歩きながら、アシオスは質問しました。
本当にロゼスを殺すつもりですか…と。
その質問に、沈黙で返すリズベル。すると彼は続けて、ロゼスに殺意が感じられないことを指摘しますが…
それでもリズベルは、関係ないと答えました。
ロゼスの行動には疑問が残るものの、彼が安全な人間かどうかわかりません。
それにどっちみち、生き残れるのは1人だけ。そして彼女は、他の誰でもない自分こそがロゼスを葬るのだと宣言しました。
アシオスの執着が垣間見える
王城にはまだジカルが残っているので、彼をどうにかする必要があります。
リズベルは薄暗い廊下を歩きながら背後のアシオスをちらりと見て、この男は私を守ってくれるだろうかと不安げな顔をしますが…
その視線に気づいたアシオスは余裕の笑みを浮かべて、見くびられるのは心外だと言います。そして突然リズベルを引き寄せると、彼女のつむじにキスをして淡々と告げました。
「私ではない誰かの手で命を落とすことなど許さない。やっとの思いで見つけたのに…」
彼の胸の中で、リズベルはその言葉に冷や汗をたらすのでした。
その頃、王城ではリズベルの噂が流れていた
狂った王女の帰還
一方その頃。
王城内では、リズベルが見知らぬ男と一緒に戻ってきたと噂になっていました。その噂はジカルの耳にも入り、部下に尋ねたところ次のような報告を受けました。
その奇妙な報告を聞き、ギリリと歯を食いしばるジカル。どんな手を使ったんだと、悔しそうな顔をしました。 ・・・ そしてジカルが部屋に戻ると、また1つ腑に落ちない報告が入ります。 というのも昨晩、ロゼスが妹の首に短剣を突きつけていたそう。 なおこの件については目撃者も多いそう。するとジカルはより苛立ち、近くにあった花瓶を床に叩きつけました。
『狂った王女にはワケがある』15話のネタバレと感想

※現在準備中です。後日感想を追加します。