ピッコマで連載中の『狂った王女にはワケがある』の11話のネタバレです。いつものようにストーリー概要を紹介しています。
アシオスはリズベルに惹かれつつも、何か事情があるらしく自分の気持ちを認めようとしません。そして一方、リズベルは彼の態度に悲しげな顔をしますが…
2人の関係はこれからどうなるのでしょうか?管理人の感想を交えながら、続きを紹介します。
リズベルとアシオスは取引をする
リズベルの覚悟

リズベルは一人、ベッドの上で膝を抱えながらアシオスのことを考えます。
(彼が私を助けたのは、きっと何か裏がある。あの男には私が…私にはあの男の力が必要…)
そこまで考えて、彼女はフッと笑いました。アシオスの事情がどうであれ、ここまで来たらやるしかないのです。
父の呪いを解くのは最後に生き残ったただ一人。そして王位の継承まであと7日しかないのですから。
アシオスに取引を持ち掛ける
夕暮れ時。
リズベルは1人でイスに腰掛けながら、部屋のある一点をじっと見つめます。すると何もなかった空間から、アシオスが現れました。
彼は魔法で姿を消して、リズベルを盗み見していたようです。
「そんな小細工したって無駄よ。私、霊感強いから」
彼女によれば、とくに危険を察知するのは百発百中だそう。それを聞いたアシオスはくすっと笑ってから、僕は危険な男ってことか…と呟きました。
そんな会話をした後。
リズベルは立ち上がり、アシオスの方に近づきます。そして心の中で、大丈夫きっと上手くいく…と自分に言い聞かせてから彼に笑いかけました。
「ねえあなた…私を助けてくれる?」
すると彼も微笑み、助けたらキスしてくれますか?と聞き返してきます。
この時、リズベルは確信しました。この男が望むのは、単なるキスでも自分の体でもなくもっと大きなものだと。
そこで彼女は彼と取引をするために、もちろんだと言って手を差し出します。
するとアシオスはその手をつかんで自分のほうに引き寄せ、彼女を抱き締めながら呟きました。
やはり狂ってなどいなかった…と。
王位継承まであと5日。リズベルが取った行動とは?
継承の日まであと5日
王位継承の日まで残り5日。
リズベルは窓際に立ちながら、兄のジカルとロゼスのことを考えます。きっと2人はもう戦いを始めていて、もしかすると既に決着がついているかもしれません。
だとしたらどちらが生き残ったのかしら…と考えて、リズベルはどこか辛そうな顔をしました。どぢらが残ったにせよ、彼女が生き残るには“最後の一人”になるしかないのですから。
そしてこの時、リズベルは手をグッと握ってみます。
すると以前と違い、あの光は発生しません。彼とキスをした日から、光が弱まったのです(※)
恐らくアシオスは、光の正体を教える気もこの力を使わせる気もないのでしょう。彼女はそのことに気付くも、この力を自分のものにするまでは一人でいるよりマシだろうと考えます。
そしてベッド脇に座っていたアシオスに「王城に行くわよ」と声をかけました。
リズベルは彼とキスをした時、魔法による”束縛の鎖”を断ち切っています。そのため魔法が失敗したように見えますが、現時点でリズベルの聖力は抑えられているようです。という事は、魔法による従属は失敗したけど力の制御という点では成功した…という解釈が妥当かと思います。
いざ王城へ
今から王城に行く。
そう告げるとアシオスは無表情で立ち上がり、リズベルの足に治療魔法をかけました。すると一瞬にして痛みが消えたので、彼女は感心しますが・・・
同時に、なぜ初めからこうしてくれなかったのと不機嫌になります。
彼に話を聞くと、リズベルがここから逃げてしまうかと思って治療しなかったそう。
その言葉にリズベルは、あなたも一緒ね…と自嘲めいた笑みを浮かべました。というのも彼女の脳裏には、自分を逃がすまいと剣を突きつけてきた兄・ジカルの姿が浮かんだのです。
『狂った王女にはワケがある』11話のネタバレと感想
※現在準備中です。後日感想を追加します。
コメントを残す