ピッコマで掲載中の『死して生きるSSS級ハンター』の52話について、ストーリーの概要を紹介します。
現在『天馬実録』の参加候補者は、孔子・剣聖・薬剤師・薬王の4人。しかし薬剤師は実力があるもののまだ無名です。無事にメンバーとして受け入れられるのでしょうか?
管理人の感想を交えつつ、続きを簡単にまとめました。
52話前半|薬剤師VS薬王
孔子は薬剤師を紹介するが…
「彼女は、私が知っている中で最高の薬剤師なんです」と孔子が告げると、剣聖はあごに手をあててフム…と思案する。
しかし剣聖の”心理”を見たところ、孔子の言葉を真に受けたのではなく「ただの過大評価だろう。これを機に2人と薬王の仲を取り持ってあげよう」と考えている事がわかった。
さらに剣聖に憑いている剣帝も、薬剤師を見た目だけで判断して格下だと思っているらしい。
怒る薬王
剣聖の思考を読んだ孔子は、呆れ顔になる。するとその時、一連の会話を聞いていた薬王がいかにも不機嫌そうな顔で悪態をついた。
「自分が知る最高だなんて!これだから若造は。若いころの自分を見ているようで嫌になる」
薬王もまた薬剤師を見た目だけで判断し、明らかに見下していた。
そんな彼を剣聖がなだめるが、薬王の機嫌は直らない。それどころか剣聖相手に、マルクス君のために若造が好き放題言うのを我慢していたんだぞ!と怒る始末だ。そのため剣聖は困った顔をするが…
すると今まで黙っていた薬剤師が、ついに反論した。
「私のことを“若造”と呼ぶのは構いませんが、死王様は絶対に若造ではありません!」
今まで孔子の背に隠れていた彼女が、前に飛び出して強い口調で告げる。
また傍にいた聖騎士も「自警団も薬剤師から優れた薬を購入している」とフォローしてくれるが…
それでも薬王は態度を改めないので、さすがの聖騎士も唇をかみしめた。
薬剤師の実力を認めさせる方法とは?
「では勝負をしましょう。私が材料を提供するので、お二人が一つずつ薬を作ってみてください」
孔子はジャケットの内側から4つの小瓶を取り出してそう告げた。
言い合っても結論が出ないなら、実力で勝負すればいいという提案だ。
そして実はこの提案には裏があった。というのも今の状況は、バビロン広場に生中継されている。
つまり全てのハンターに実力を披露できる機会であり、デビューするにも引退するにも最適のタイミングなのだ。
しかしこの提案に薬剤師はうろたえる。
いくら腹立たしいとはいえ、相手は“薬王”と呼ばれる人。一方で彼女は無名の薬剤師。そのため自信がないと言うのは仕方がないが…
すると孔子は、彼女の両肩をガシッとつかんで告げた。
「俺はあなたを信じています。 だからあなたも自分を信じてください」
その言葉に勇気づけられたのか、薬剤師は両手をギュッと握りながら笑顔で返事をした。
52話後半|薬剤師は”調合勝負”で実力を証明する
調合勝負スタート
こうして薬剤師と薬王による、薬の調合対決がスタートした。
2人はそれぞれ丸い窯で薬を作りはじめる。
そして一方で、伯爵はちゃっかり賭けを行っていた。皆でどっちが勝つか予想して、金を賭けているのだ。
それぞれの完成品
「坊や、終わったぞ!」
薬王がそう叫ぶと、赤い液体が入ったボトルを高々と掲げる。
赤く輝くその薬は『特級回復薬』。これは希少度がとても高く、苦いけれど飲めばかなりの致命傷でも癒される薬だ。
それを見たハンターたちは大盛り上がり。さすが薬王!と歓声をあげ、売ってくれと口々にせがむほどだ。そのため薬王は、両腕を組んで満足げな顔をするが…
その時、薬剤師が遠慮がちに告げた。
「あ、あの…私も作ったんですけど…」
弱気な口調とは裏腹に、その顔には笑みが浮かんでいる。
薬剤師が手に持っているのは、青と金色の光を放ちながら輝くボトル。
それは薬王の作った薬よりもはるかに強く輝き、あまりの眩しさに直視できないほどだ。そしてその光景を見たハンターたちは、皆そろって目が点になっていた。
『死して生きるSSS級ハンター』のネタバレと感想
52話の感想|薬剤師が実力を発揮する
というワケで52話では、薬王VS薬剤師の調合勝負が行われました。
これ、明らかに展開が丸わかりですね。薬剤師がとんでもなく貴重な薬を作り出して、一気に有名になるパータンでしょう。
そもそも薬剤師は完成した薬をお披露目するとき、にこやかに微笑んでいました。
この状況下で笑っているなら、彼女は勝ちを確信していたのかなと思います。そうでなければ、相手が『特級回復薬』を作った後に笑えませんから。
ただしこの展開だと、少し薬王がかわいそうですね。