『死して生きるSSS級ハンター』45~46話のネタバレと感想|孔子は有名人になるが…

『死して生きるSSS級ハンター』ネタバレ感想

ピッコマで掲載中の『死して生きるSSS級ハンター』の45~46話について、ストーリーを簡単にネタバレします。

孔子が塔の外に出ると、そこには大量の人たちが待ち受けていました。たった5日間で20階までクリアしたので、今や注目の的となっていたのです。

すっかり時の人となった孔子ですが、この先どうなるのでしょうか?

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45話ネタバレ|有名人になった孔子を待ち受けていたもの

孔子、注目の的になる

『死して生きるSSS級ハンター』ネタバレ感想

塔から出ると、大勢の人たちが孔子を待ち構えていた。いくつものカメラとマイクを向けられている状態だ。

突然のことに孔子が戸惑っていると、黒色魔女は小声で「何も言わないで」と告げる。というのも彼女によれば、有名人になったならコンセプトを決める必要があるそう。

例えば“神秘主義”をコンセプトにするなら、SNSは絶対禁止。雑誌やテレビへの出編ももちろん禁止らしい。

これは一見簡単に思えるが、実は難しいことだと彼女は言う。なぜなら“人からの注目”は中毒性が高く、これに抗える人はごく少数だからだ。

「死王、あなたはどうしたい?」

大勢の人々に注目されながらも、黒色魔女と剣聖は堂々と歩く。そして孔子は一緒に歩きながら「オレは認められたいだけです」と答える。

すると彼女は笑って、あなたの選択を尊重すると返事をした。

ひよこ
孔子にとっては数百万人の注目よりも、認められることが大事なんだね。
白うさ
あれだけ注目されたがっていた男が、ここまで変化するとは。

無表情を保つコツ

大衆に囲まれてカメラを向けられながらも、黒色魔女はずっと無表情だ。

どうやって無表情を作っているのかと孔子が質問すれば、嫌な記憶を思い出しなさいとアドバイスをされる。

というのも彼女の場合、内戦で父を亡くしているのだ。だから心臓がドキドキした時は、その記憶を思い出せば無表情になれるらしい。

話を聞いた孔子は、炎帝に命を奪われたときの記憶を思い出す。すると彼の顔もまた、黒色魔女のように無表情になっていた。

塔を代表する英雄

1階のカフェに行くと、すでにギルドマスターたちが集まっていた。彼らは孔子の無事を喜び、また5日間で20階を突破したことを最高の快挙だと褒める。

そんな中、黒色魔女が真剣な顔で告げる。

「私はこの男を、塔を代表する英雄にしたい」

今回の攻略で1人も死者が出なかったのは、孔子のおかげだ。そして何より彼は、他のギルドマスターたちと違いまだ固定のイメージがない。

そのため黒色魔女は、孔子を“広告塔”にしたいのだ。

なにせ他のギルドマスターたちは、英雄になるには癖がありすぎるから。

ひよこ
異端審問官は問題児だし、伯爵は金持ちすぎるし、聖騎士は目立つのが嫌いだから広告塔に向いてないんだよ。
白うさ
なるほど。消去法で孔子しかいないね。

すると異端審査官もその意見に同意して、孔子をプロデュースしようと意気込む。そして孔子本人を置いてけぼりにしたまま、ギルドマスターたちは孔子のコンセプトや設定について勝手に相談し…

その結果。

孔子は撮影現場に連れて行かれ、宣伝用の写真をバシャバシャと撮られた。

撮影スタッフに身なりを整えられて紺色のスーツを着せられ、聖剣を構えるポーズをさせられたのである。

ひよこ
ちなみに剣帝は、後ろで爆笑してるよ。
白うさ
有名人って大変だね。

皆がこんな調子だから、ついに孔子はキレた。

「ハンターは塔を登るものっすよね!マスコミとか写真撮影とかどうでもいいと思いません!?そんなんだから10階もクリアできずに長いことくすぶってたんですよ!」

しかし孔子が怒鳴っても、ギルドマスターたちは全く気に留めない。それどころか、今のセリフ悪くないね…と言って孔子のイメージ戦略を相談しつづける有様だ。

剣聖と2人きりで話し合う

結局のところ、撮影に耐えきれず孔子は逃げ出した。

なお剣聖も一緒だったので、2人だけで話をするため教会の頂上(鐘が設置された場所)に登ると、そこで剣聖は自分の過去について語った。

上位ランカーはみんな外の世界で悲惨な体験をしているが、剣聖は不自由なく暮らしてきたらしい。しかし彼はある日、思ったのだ。自身の成功は実力によるものなのか、それとも環境のおかげなのか…と。

だから自信が妄想ではないと証明するため、塔に来たのである。

「だが自分でも知らぬ間に油断していたみたいだな」

剣聖はそう告げると、“探偵の慧眼”のスキルカードを表示させる。

ひよこ
“探偵の慧眼”は、相手が殺した人数を見れるスキルだよ。孔子が目をつけられた原因だね。

剣聖はさらに語る。

自分のことを愚かだと、自身の目と腕だけを信じていたのに、いつの間にかスキルに頼っていたと本心を吐露する。そして彼は、孔子の目をじっと見つめて質問した。

「若者、最後に聞こう。君は無実の人を1人でも殺したことがあるか?」
「俺はそんな事はしません。これからもしません」

孔子が迷いなく答えたその瞬間、剣聖は“探偵の慧眼”のスキルカードを剣でたたき割る。

そして自分の目を信じると告げて、その場を去って行った。

ひよこ
この行動は、もう決してスキルに依存しないという意思表示だろうね。
白うさ
というかスキルって壊せるんだね。

守護の女神によるお告げ

1人残された孔子は、膝から崩れ落ちる。ようやく剣聖に認められて脅威が去ったため、全身の力が抜けたのだ。

しかしその時、塔からのアナウンスが聞こえる。

『守護の女神があなたの偉業に感嘆しています!あなたが本当に“女神の使途”になる資格が十分あると思っています。守護の女神はこれからも自分を使っていいと言っています!』

急なアナウンスに、驚く孔子。

“守護の女神”といえば、アイキム帝国を守護する存在だ。12階をクリアする時も、その権能を使って”赤い雨”を止めるなど活躍してくれたが…

“守護の女神”の正体は、孔子が腰につけている聖剣だったのだ。

46話ネタバレ|孔子は初めての記者会見を受ける

テレビも雑誌も孔子一色

子どもテレビ

これから記者会見があるため、孔子は控え室(ひかえしつ)のソファに腰掛けていた。

控え室にいるのは彼1人だけで、テレビでは孔子が11階のボスを倒したときの映像が流れている。そして剣帝はその映像を眺めるが…

孔子が急にリモコンを手に取り、テレビの電源を切ってしまった。

「何をするんだ?せっかく楽しく見てたのに」
「恥ずかしくて死にそうだからだよ!!!」

孔子は叫びながら、テーブルをばんっと叩く。

というのも今や、どのチャンネルでも孔子をヒーロー扱いしているのだ。

おまけに聖剣ーーもとい守護の女神までもが『守護の女神はあなたの業績がそれほど異例なのだと指摘します』と褒め称えるものだから、孔子はいたたまれなくなる。過大評価だと言っても、聖剣は賛辞をやめない。

しかし孔子が汚い雑巾を取り出して脅すと、ようやく聖剣は静かになった。

ひよこ
黙らないと雑巾で拭くぞ!ってことだね。
白うさ
この聖剣、すごい喋るね?

聖剣の生い立ち

落ち着いたところで、孔子は聖剣が何者なのか質問する。すると聖剣は、自分の出自について明かした。

聖剣の生い立ち
  • 聖剣は本来、神と崇められる聖霊だった。
  • しかし帝国の始祖『レパンタ・アイ・キム』により、五本の剣に分けられて封印された。
  • 自分は”偶像”という名前であり、一番目の聖剣である。
  • 5本の剣をすべて集めれば、全盛期に匹敵する力を取り戻せる。
  • しかし他の剣4本がどこにあるのか不明
ひよこ
女神を5等分して作られた剣のうち、1本目がこの聖剣ってことだね。
白うさ
そして本来の”女神の力”を引き出すには、5本全てが必要だと。

また孔子は、聖剣に”何ができるのか”を尋ねる。

すると聖剣はキラキラと発光しながら、国民から支持を得る事・光を放つこと・モンスターを切ることに自信があると言うが…

孔子は「つまり輝くこと以外は役に立たないんだな」と言って、聖剣に”ピカリ”という名前をつけてしまう。そして必要な時以外は話しかけないようにと、険しい顔で注意した。

初めてのインタビュー

記者会見の会場に到着すると、孔子・黒色魔女・剣聖の3人はテーブル席に座る。そしてマスコミに囲まれる中、黒色魔女は慣れた様子でスピーチをし始めた。

「11階から20階を攻略できたのは素晴らしい快挙ですが、それ以上に喜ばしいのは犠牲者が一人も出なかったことです」

彼女がスピーチをすると、各方向から歓声が聞こえる。

ひよこ
相変わらずスピーチが上手い黒色魔女。
白うさ
彼女を指示する熱狂的なファンもいるみたいだね。

そして記者会見の最後に、黒色魔女がマスコミからの質問に答えていると…その最中、ジョン・エバンスという記者が孔子に質問を投げかけた。

「死王については”大手ギルドたちが密かに育成していた大型新人”という説が現在有力です。もしそれが事実なら、大手ギルドが11階から20階までを独占するのではという懸念もありますが、その点についてどうお考えですか?」

黒色魔女は孔子にちらりと視線をよこし、答えなくていいと告げる。しかし孔子は「大丈夫。オレにも考え方があるんで」と言ってマイクを手にした。

⇒『死して生きるSSS級ハンター』47話ネタバレはこちら

『死して生きるSSS級ハンター』今回の感想

感想①孔子はスター扱いを受ける

ネタバレ

5日間で20階までクリアするという快挙を成し遂げたことで、孔子は一躍時の人となりました。今までは平凡なハンターだったのに、今や有名人ですよ。

45話の冒頭なんて、ハリウッドスターが来日したのかってくらい人とマスコミに囲まれていましたからね。本文ではカットしましたが、サインを求められるシーンもありました。

これから彼は、こういう生活が続くのでしょう。

そして有名人になると、色々大変なことも多いのが現実。とくに孔子は、塔の広告塔(イメージキャラクター)になったのでコンセプトだの出演制限だのと、現時点で何かと制約が多いようです。

有名人って忙しいですね!

感想②意外とシビアな世界

ギルドマスターの皆さんは、意外と商魂たくましいことが判明しましたね。黒色魔女に至っては、途中から完全にマネージャーと化していました。

この点について孔子は「ハンターなんだから塔を登ってればいいじゃん!」的なセリフを言っていましたが…

世界観を考えると、そうもいかないのでしょうね。塔はいつも食糧難で、黒色魔女によれば貿易ではいつも不利な立場に立たされているそうですから。

外の世界の方が豊かだからこそ、こういう問題も発生するのでしょう。

だからギルドマスターたちは、あれほど孔子を売り出そうとしているワケですね。きれい事だけじゃ食べていけませんから。

感想③聖剣

今回、聖剣がめちゃくちゃ喋りましたね。

聖剣は11階からずっと傍で孔子のことを見ていたので、彼をとても気に入っている様子。アイキム帝国を救ったことだけでなく、魔王を配下に加えて保護したことなども評価しているようです。

そして本編でも説明があるとおり「聖剣=守護の女神」なので、彼女はかなり偉い存在のはずですが…

孔子に雑巾で拭かれそうになったり、微妙にダサい名前を付けられたりと散々な目に遭っています。今後もこんな立ち位置なのでしょうか。

⇒『死して生きるSSS級ハンター』47話ネタバレはこちら

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2件のコメント

更新お疲れ様です!

最高の結末ですが、自分が剣聖なら、孔子がいい人と信じても、探偵の慧眼は4000と出てるので、その事情を孔子と納得するまで探るかもしれないです。

講師としては死に戻りスキルはばらしたくないでしょうから、どう説明つけるのか難しいでしょうけど。

よく剣聖は割り切りましたよね。性格?

>はじめしゃちょーさんへ
コメントありがとうございます!
剣聖は12~20階までの間は孔子と一緒に行動していたので、その時に孔子がとても良い子だと気づいたのかなと思います。

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