ピッコマで掲載中の『死して生きるSSS級ハンター』の43~44話について、ストーリーの概要をまとめました。
餓鬼の村を守るため、孔子は「俺は初代皇帝に遣わされた先人だ」と大嘘を付きます。しかし他国の騎士はそれを信じません。
果たして孔子は、ちゃんと全員を騙せるのでしょうか?感想を交えつつ簡単にネタバレします。
43話ネタバレ|魂の宝玉により事実が判明する
魂の宝玉とは?
滝の魔法使いが取り出したのは”魂の宝玉”。これに血をたらすと、その人が善か悪か判別できるという便利アイテムである。
つまり、今までの悪行も善行もすべて証明されるのだ。
「さあ!あの女が真の魔女でありそなが真の始皇帝の継承者であるのなら、宝玉の試練に挑むのです!」
孔子が迷うことなく承諾すると、滝の魔法使いは餓鬼の手に小さな傷跡をつける。そして彼女の血を宝玉にたらすと、宝玉は禍々しい黒色に染まった。
それを見た滝の魔法使いは、これほど邪悪な魂だったとは…と冷や汗を流す。魔女どころか魔王と同等だと言い、餓鬼を突き飛ばした。
そして次は、孔子の血をたらす番だ。
滝の魔法使いは先ほどと同じように孔子の手のひらを少し切り、真っ黒になった宝玉に血をたらすが…
その瞬間、宝玉から真っ白な光が放たれた。
孔子の魂
まばゆい光に、その場にいる全員が驚く。
とくに滝の魔法使いは「こんな魂の持ち主が嘘をつくはずありません!」と感激し、孔子のことを褒め称えた。
彼によればこの白い光は、孔子がたくさんの命を救った証拠らしい。仕舞には孔子のことを“女神の使徒”とまで言い出すものだから、他の騎士たちはザワつく。
一方で孔子は、滝の魔法使いの言葉に便乗して「そうだ。余は…女神の使途である」と堂々と嘘をついた。
するとその時、この状況に納得できないのか神殿の聖騎士の1人が叫ぶ。
仮にその方が始皇帝の継承者だとしても、なぜ私たちの邪魔をするのか!もし本当に女神の使徒なら、魔女に従う異端者たちを率先して裁くべきだ!と。
その言葉を聞いた餓鬼はうつむき、孔子のジャケットの裾をキュッとつかむ。
そこで孔子は聖騎士を騙すために「刑はすでに執行されたのだ」と言って、大量のスケルトンを召喚した。
驚く騎士たちに、孔子は堂々と説明する。
「これらは全て、余が討伐した悪人だ。女神の命令により、世の中のあらゆる悪を討つことが余の使命であり業である」
すると滝の魔法使いは「何という事でしょう…」と涙を流した。彼にとって孔子は、人知れず1人で悪魔を倒しつづけた聖人に見えるようだ。
炎帝を召喚する
さらに孔子は、モンスターを使役できると証明するために炎帝を人型に戻す。
すると記憶と生前の姿を取り戻した炎帝は、孔子の胸ぐらを掴んで罵詈雑言を浴びせるが…
孔子が「踊れ」と命令すると、炎帝は叫びながらもダンスを踊り始める。その様子を見た騎士たちはようやく納得して、全員が孔子に膝まづいた。
この瞬間、クエスト『止まった世界の勇者』はクリアとなった。
44話ネタバレ|20階クリア後、孔子はある提案をする
ハッピーエンド
誰一人として犠牲を出さず、孔子は20階をクリアした。まさに彼が望んだエンディングだ。
そして塔のアナウンスにより、全ハンターに20階が攻略されたと通達される。
ここではインターネットが繋がらないので外の反応は見れないが、きっと盛り上がっているだろう。そのため孔子は、皆の反応を見れないのが残念だと呟くが…
その時、黒色魔女が走ってきて孔子の背中に飛びついた。
「すごい!どうかしてる!まだ若くて経験も浅いのに!!」
両腕で首に抱き着かれたため孔子が痛がっていると、彼女は喜色満面でスマホを取り出して画面を見せる。見るとそこには、記事のスクリーンショットが大量に写っていた。
『快刀乱麻の疾走!14階もクリア!』
『ルーキーの異名が死王に決まる』
『主役は剣聖か? 魔女か?死王か?』
どの記事にも、孔子の活躍が書かれている。どうやら黒色魔女によると、孔子がたった5日で20階を攻略したため外では大騒ぎになっているらしい。
しかも彼女は、孔子にニュースを知らせるため1階に戻って1つ1つの記事をスクショしてからここに来たのだ。
その事実を知った孔子は、頬を赤らめキュンとした表情で彼女を見つめる。
(天使か…?)
後ろでは剣帝が、少し優しくされただけで天使扱いするのか…と呆れているが、孔子はなおも彼女を見つめ続けた。
20階での出来事を伝える
20階でテントを張る騎士たちを見て、黒色魔女は「あの人達は誰?」と尋ねる。そこで孔子は簡単に事情を説明した。
「魔王を倒すと、あのNPCたちが20階ステージを侵略するイベントが発生したので、スキルとアイテムを使って”帝国初代皇帝の継承者だ”とハッタリをかまして撤収させました」
そう告げると黒色魔女は微笑み、血を流さずにクリアできて良かった…と喜んだ。
貿易を助ける代わりに条件を出す
孔子がクリアしたおかげで、これからは20階にある大陸と貿易が出来るようになる。
そのため黒色魔女は、これで外の世界の年寄りたちに頭を下げずに済むわと喜んだ。基本的に外の世界のほうが豊かなので、貿易は不公平。そのため塔はいつも食糧問題に悩まされているのだ。
そこで孔子はある目的を果たすため、黒色魔女に提案をする。
これから20階の大陸と貿易をする際は、孔子の名前を貸すという提案だ。
この世界において孔子は”女神の使徒”なので、交易において役立つだろう。黒色魔女にとっては願っても無い提案だ。
しかし、もちろんタダではない。それは彼女もわかっているので、対価は何かと尋ねると…
すると孔子は、名前を貸す代わりに20階の土地を全てもらいたいと提案する。
20階をくれるなら、11~19階を攻略したことへの対価は何もいらないし交易で得た利益もいらないと言うのだ。黒色魔女にとっては破格の条件である。
そして孔子のこの提案に、背後にいた餓鬼は目を見開いた。
数百日ぶりに塔の外に出る
孔子の提案がいくら破格の条件とはいえ、黒色魔女の独断で決められる内容ではない。
そのためカフェで会議をすることになり、3人は塔の1階へと移動する。現実世界では5日しか経過していないが、孔子にとっては数百日ぶりの帰還だ。
そして塔の扉を開けて、外に出ると…
地上には、孔子を一目見ようと大勢の人が集まっていた。
『死して生きるSSS級ハンター』今回の感想
43~44話のおさらい
という訳で、今回のストーリーのおさらいです。
簡単にまとめると、孔子が大嘘をついて全てを丸く収めて20階クリア。そして餓鬼の村を二度と侵略させないため、丸ごと自分のものにしようと計画します。
そして一方、塔の外では孔子の話題で持ち切り。そのため孔子が塔から出た瞬間、大勢の人たちが待ち構えていました。まさにヒーロー扱い。
感想①餓鬼への救済
孔子はただ餓鬼を使役するだけでなく、ちゃんと面倒を見てるのが偉いですね。
名前を与えて、彼女の大事な村を守り、さらに今後も侵略されないよう手を打ってくれました。しかも、自分が本来得るはずの利益を投げ捨ててまで。
前回餓鬼は「私の楽園を守って」と懇願していたので、孔子はその願いを完璧な形で叶えたのです。良かったね餓鬼。
彼女のしたことは許されませんが、ちゃんと救済されて安心しました。
ちなみに管理人は、このシーンの餓鬼の顔が大好きです。目を見開いて「えっ…」て顔してるのが可愛いです。絵師さん超有能。
感想②孔子の嘘が通用した理由
魔女狩りをしに来た騎士たちは、結局のところ皆、孔子を信じて従いました。このシーンは文章だけ読むと「騎士たちチョロすぎ!」と思うかもしれませんが違うんですよ。
純粋に、孔子がベテラン俳優並みの演技力を発揮していたのです。
噓八百をスラスラと喋る間、彼はずっと真顔で堂々としていました。生まれてからずっと女神の使途をやってますみたいな顔で喋ってました。
おまけにアイテムとスキルでそれっぽい雰囲気を演出したので、はじめは疑っていた騎士たちも信じてしまったワケですね。
本当にありがとうございます!!!!
これずっと読みたかったのですが、韓国版は完結してるというのに続きを見れる場所がなくて…本当にこのサイトがあって嬉しいです!!!!!
>はじめしゃちょーさんへ
コメントありがとうございます!私もこの作品大好きです!
早く漫画版のつづきが読みたいですね。
ですね!
まずはこのブログ毎日更新されてるかチェックしにきます。本当にありがとうございます!!!