ピッコマで掲載中の『死して生きるSSS級ハンター』のネタバレ感想です。17~18話のあらすじを紹介しつつ、管理人の感想をまとめました。
10階を攻略したことで、孔子は”誰もその正体を知らない攻略者”としてSNSで大注目されます。そして各大手ギルドからこぞって勧誘されますが…
孔子はどのギルドに所属するのでしょうか?
17話ネタバレ|孔子が選んだギルド
ギルドマスターが集結
伯爵の登場により、“孔子争奪戦”はさらに本格化する。彼女が所属員たちに「上司を呼べ」と告げると…
その後、ギルドマスターたちが一斉にカフェに集結したのだ。
- 「天部門」ギルドマスター・毒蛇。
- 「萬神殿」ギルドマスター・異端審査官。
- 「自警団」サブマスター・聖騎士
- 「黒龍」ギルドマスター・黒色魔女
完全にトップランカーのオールスター戦である。
もちろんマスターが勢ぞろいするなど偶然ではない。つまり彼らは、最初から全て打ち合わせ済みだったのだろう。
そして彼らは全員同じテーブルに着くと、圧を加えて孔子がどうでるか様子を窺った。
だから孔子は、まず余裕を見せつける。
(相手は実力者ぞろいだが、実質そこまで怖くもない。最悪、またループするだけだから)
そんな中、ギルド「黒龍」の黒色魔女――紫色の目と髪をもった黒服の女性が、無表情で尋ねた。
「単刀直入に聞く。どのギルドに入るつもり?」
孔子の価値
新しい時代の幕開けだと宣伝できるアイコン。それが孔子なのだと、黒色魔女は説明した。
孔子が10階をクリアしたおかげで、外の世界に「塔」の価値を宣伝する機会ができた。そして塔に多くの人を呼び寄せ、他のハンターたちの心に火をつけられるだろう。
そして孔子が加入するギルドは、新時代の象徴になる。そのためどのギルドも、彼を欲しているのだ。
孔子はポーカーでの勝負を提案する
話を理解した孔子は、トランプを取り出して「ポーカーで勝負をしましょう」と提案した。
- 孔子はポーカーで1位になった人のギルドに加入する
- その場合、契約金も地位も要らない
- ただし孔子が勝てば、全員のギルドに同時加入する
- 立場上はギルドメンバーだが、待遇はマスターと同等
孔子の提案を、ギルドマスターたちは面白そうに(一部は真剣な表情で)承諾する。
そして全員にカードを配り終えると、孔子はこっそり剣帝に話しかけた。
「孔子様って呼ぶの、今回のゲームが終わる時まででいいよ。代わりにみんなの手札を教えて」
その言葉に、剣帝はたちまちご機嫌になる。もちろん答えはイエスだ。
こうして、孔子に有利すぎるポーカーが開始された。
18話ネタバレ|ポーカーで勝負した結果
イカサマだらけのポーカー
イカサマにより、ポーカーは孔子が圧勝。30ゲームやって全勝だ。
そんな中、毒蛇が「ペテン師を放っておいていいのかよ!?」と激怒するが…
聖騎士はその言葉を諫めた。というのも彼は、孔子がスキルを使っていると最初からわかっていたのだ。
そもそも、新人が何の準備もせず運だけで勝負するワケがない。つまりゲームの提案自体が「スキルがバレることなく勝利できる」という宣言のようなもの。
彼も他のギルドマスターもそれを理解していて、その挑戦に乗っただけだ。
それを聞いた毒蛇は、目から鱗と言わんばかりにショックを受けた。
孔子と黒色魔女の一騎打ち
ゲームから降りていないのは、黒色魔女ただ1人。
すると彼女は、孔子をじっと見つめながら「安心した」と呟いた。
どうやら彼女は、“孔子は話が通じる人”だと思い安心したらしい。そしてこの時、彼女は自身の本音を語り始めた。
彼女はウクライナ生まれで、内戦で家族を失ったため塔に来たらしい。そして塔は彼女にとって故郷のようなもの。出身を問わず、誰もが挑戦者になれる世界を彼女たちは作り上げたのだ。
・・・
剣帝によれば、黒龍主の役はフラッシュ。孔子はダンゼン不利だが、オールインワンを宣言する。
そして挑戦的な目つきをしながら、孔子もまた自身の本音を語った。
どれだけ時間がかかっても、必ず100階を攻略したい。
ここにいるギルドマスターが塔を大事にする気持ちは尊重するけれど、それとは別に、全員をライバルだと思っている。
孔子は、今感じている達成感をまた味わいたいのだ。
ポーカーの結果
孔子はフルハウスを揃えて、最後のゲームに勝利する。
そして黒龍主がため息をつく中、孔子は「11階から20階のテーマは“ロールプレイ”」だと全員の前で明かした。
これは彼が10階クリアの報酬として貰ったヒントだが、あえて全員に教えたのだ。
すると黒龍主は腕を組んだまま目を反らし、この借りは必ず返すわ…とだけ呟いた。
『死して生きるSSS級ハンター』今回の感想
イカサマだらけのポーカーは、孔子の完全勝利で終わりました。
つまり孔子は、全員のギルドに加入し、かつギルマスと同等の地位を手に入れることに成功したのです。
通常なら、不平不満が出そうなこの状況。しかし毒蛇以外は、孔子のイカサマをすると理解したうえで勝負を受けていました。
言い換えれば、表面上はポーカーですが実際は「孔子のスキルを見抜けるかどうか」の勝負だったワケですね。
なのでギルマスは、勝負に負けても文句を言いませんでした(ただし毒蛇以外)
何というか、ギルマスには強者ゆえの潔さと余裕がありますね。例え自分のほうが実力が上でも、負けは負けだと受け入れるところが好感触です。
そして結果的に、孔子にとっては良い形で勝負を終えたと言えるでしょう。自身の提案を通しつつ、ギルマスとの関係も良好に保てたのですから。
考察|自警団だけサブマスターが来た件
本編を読んだ人は気づいたと思いますが、ギルドマスターが集結する中「自警団」だけはサブマスター・聖騎士が参加していました。
ギルドマスターは不在なのか、それとも本部から動けない理由でもあるのでしょうか。
ちなみに聖騎士については、17話と3話で紹介文が違うのも気になりました。
17話での聖騎士は「自警団」のサブマスターと記載されていましたが、3話を読み返したら「都市」の自警団長と記載されていました。
- 17話:「自警団」のサブマスター
- 3話:「都市」の自警団長
今と11年後ではギルド名も変わっていますが、これは何かの伏線なのでしょうか?