『死して生きるSSS級ハンター』15~16話のネタバレと感想|ヘルファイア・メイデンの過去

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ピッコマで掲載中の『死して生きるSSS級ハンター』のネタバレ感想です。15~16話のあらすじを紹介しつつ、管理人の感想をまとめました。

いつも通りボスのスキルをコピーしていざ再戦…と思いきや、前回のラストでペナルティが発生しました。そのため15話では、ヘルファイア・メイデンの過去が描かれます。

嫌な予感しかしませんが、ネタバレと感想を見ていきましょう。

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15話ネタバレ|ペナルティで明かされた真実

ヘルファイア・メイデンの過去

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飢饉(ききん)に見舞われた街。そこに食料を求めてさまよう銀髪の少年がいた。パン一切れでもいいから…と少年は家々を回るが、どの家でも門前払いされてしまう。

するとある日、貴族らしき男性が現れる。彼は「私についておいで」と優しく語りかけ、少年を“白い洋館”に連れて行くが…

屋敷に入るなり、少年は檻に入れられてしまう。そこは邪教の館で、孤児をさらってはイケニエにする狂った人間の集りだったのだ。

・・・

そして屋敷が火事になった日、子供たちは救助されず亡くなる。もちろん銀髪の少年も。

子供たちはただ、ご飯をいっぱい食べて元気に遊びたかっただけなのに、無残な最期を迎えたのだ。

ボスモンスターの正体

孔子と剣帝は、ヘルファイア・メイデンの“トラウマ”を映像として見せられた。

このモンスターは元々人間だったという残酷な真実に、孔子は唖然とする。

一方で剣帝は、このような事例があることは知識として知っていた。

彼によれば、ボスモンスターは異世界で実際に起きた出来事を基に作られるらしい。

そして11階以降は、こういう傾向がいっそう強まるそうだ。

ヘルファイア・メイデンの願い

24時間前に戻って来た孔子は、再び10階のボスステージに向かう。そして屋敷に辿り着くと、ドンドンと扉を叩いて「オレがバカだった…!」と自分を罵った。

というのも彼は、ボスに殺意がないと気づいたのだ。

ボスのSスキルは“誰もあなたの許可なしに、この地獄から出られません”というもの。しかしギルド「黒龍」は、ボスを倒さずに生還している。

つまり、ボスが逃走を許したのだ。本当にただ遊んで欲しいだけなのだろう。

その事実に気付いた孔子は、泣きそうな顔で再び洋館の扉を開けた。

子供たちへの弔い

洋館に踏み入った孔子は、再び炎に包まれる。

「わたしたちとあそんで!」

無数の人形たちに見つめられる中、孔子は静かに微笑んで『火の用心!』を発動させる。すると炎が効かなくなったので、彼は腕まくりをして「かくれんぼするぞ!」と数を数えはじめた。

一歩たりとも動けない“子供たち”とのかくれんぼ。

10まで数えた孔子は、人形1体1体にそっと触れていく。触れられた人形たちは溶けていくが、楽し気に笑っている。それは子供たちへの弔いだった。

そして階段を降り、人形たちに触れながら屋敷の地下へと進んでいく。すると最奥にいたのは、檻に閉じ込められた銀髪の人形。

「…見つけた。次は君が鬼だ」

孔子が人形の頭にそっと触れると、人形は「ありがとう」と言ってドロリと溶けた。

『――おめでとうございます。ボスステージをクリアしました。▼』

15話の補足

孔子の優しさがわかるシーン

15話では、孔子の優しさがありありと描かれましたね。子供たちを弔うシーンはもちろんのこと、ヘルファイア・メイデンのトラウマが再現された時もそうでした。

例えば、ちょうど屋敷が火事になるシーン。解説ではカットしましたが、この時、大人たちは子供たちを助けずに自分だけ助かろうと逃げてしまいます。

それを見た孔子は「地下に子供たちがいるだろ!」と必死で叫んでいました。もしあの場に孔子がいたら、きっと迷わず子供を助けに行ったのかなと思います。

とはいえ過去の出来事なので、今何をしたところで無駄。孔子の声は誰にも届きません。普段の冷静な孔子なら、その事実にすぐ気づいたでしょう。

でもトラウマ再現中は、それすら考えられないほど必死だったのかなと思います。

16話ネタバレ|大手ギルドからの勧誘

10階攻略後、カウントダウンが現れる

数字

10階を攻略した後。ボスステージだった白い洋館は、黒焦げの洋館に変わっていた。

その変わり果てた姿を、外から眺める孔子。世の中理不尽だな…と感傷的になる彼を、剣帝が珍しく慰める。

「すごかったぞ!お前だけの方法でボスを攻略しただろ!」

するとその時、ドオン!と空に花火が上がった。そしてバビロンの住人たちに一斉に通知が届いた。

通知内容
  • 本日10階のステージがクリアされました。
  • 今から24時間後、11階のステージが開きます。

そして上空に【24:00:00】のカウントダウンが現れた。

SNSでは、謎の攻略者が話題になる

SNSは瞬く間に“攻略者”の話題であふれた。

「一体誰が攻略したの?」
「大手ギルドでも剣聖でもない」
「どういうことだ?」

誰が10階をクリアしたのか誰も知らないという異例の事態に、SNSがざわつく。

一方その頃、孔子はカフェの窓際席でSNSを眺めていた。

「エキストラから主役に栄転した気分はどうだ?」と尋ねる剣帝。すると孔子は薄く笑いながら、最高だと答えた。

このシーンで、孔子のもとに猫がやって来ます。彼はこの猫の“正体”を知っていますが、何も知らないフリをして抱っこしてあげました。

孔子争奪戦がスタート

そして1時間半ほど経ったころ。

孔子の目の前に、大手ギルドの所属員たちが現れる。彼らは少ない情報から“10階攻略者は孔子だ”と探り当て、ギルドに勧誘しに来たのだ。

どのギルドも、今やヒーローとなった孔子を是が非でも仲間にしたい。その結果、カフェワンフロアを貸し切りにして“孔子争奪戦”がスタートした。

・・・

各ギルドの所属員たちは、それぞれ交を持ち掛ける。やれ契約金をいくら出すだの幹部席を用意するだの、誰もが躍起になるが…

その時、孔子の膝に乗っていた猫が「商人連合50万ゴールド」と人間の言葉を発した。

猫はぴょんと地面に着地すると、たちまち褐色肌の美しい女性へと姿を変える。

猫の正体は、商人連合のギルドマスター“伯爵”だったのだ。

16話の補足

守衛に名前がバレなかった理由

SNSでは「誰がクリアしたの?」と話題になっていましたが、10階にいた守衛だけは孔子が攻略したと知っていました。

そのため孔子がボスステージから出てきた時、守衛は名前を尋ねようとしますが…

しかし孔子は名前を教えません。守衛は困り果てますが、最初に100ゴールドを受け取ってしまったため何も聞けなかったのです。

つまりあの100ゴールドは、こうなることを見越したうえでの口止め料だったワケですね。

剣帝が優しかったワケ

10階を攻略する前に、孔子と剣帝は“賭け”をしていました。

「2コインでボスをクリアしたら“孔子様”と呼ぶ」という内容の賭けです。

その結果、負けたのは剣帝ですが…

孔子様なんて絶対に呼びたくないので、剣帝は賭けを思い出させないよう、孔子を褒めまくっていました。

地味にせこい。

しかし孔子が忘れるはずもなく、剣帝はその後このネタでからかわれました。

⇒17話ネタバレはこちら

『死して生きるSSS級ハンター』全体的な感想

はい。ここから先は15~16話の全体的な感想です。

ボスのトラウマが想像した以上に酷かった…!ヘルファイア君が可哀想すぎませんか?

いや、エグイのが来そうだなとは思っていたんですよ。前回の感想でも書いた通り、情緒グチャグチャにされるんだろうなと予想はしていました。

ただ私、子供がかわいそうな目に合ってるの地雷なんですよ。なので精神的なダメージ量がかなり多かったです。

孔子が弔ってくれたので、やや回復しましたが…個人的に、15話で孔子への好感度が爆上がりしました。

⇒17話ネタバレはこちら

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