ピッコマで掲載中の『死して生きるSSS級ハンター』のネタバレ感想です。13~14話のあらすじを紹介しつつ、管理人の感想をまとめました。
過激すぎる訓練を終えて、オーラの基本的な使い方を習得した孔子。そしてオークのスキルを習得し、無事に3階を突破しますが…
このまま順調に塔をクリアできるのでしょうか?
13話①念願のランクアップ
5階のボスを討伐
1週間後。
5階の狩場のボス・ゴブリン大王を倒した孔子は、感傷に浸っていた。というのも6コイン(※1)使ってやっと倒せたのだ。
なおボスのスキル”ゴブリンの上流社会(※2)”も習得済みである。
※2:ゴブリン大王の言語を喋れるようになるスキル
しかし剣帝は、それを呆れ顔でバカにする。たかがモンスター1体倒しただけで大げさだと突っ込まれれば、孔子はギクリとした顔で目を反らした。
するとその時、孔子の体は“赤い光”に包まれる。ハンターランクがEに上がったのだ。
(やっと、やっとだーー)
底辺から1ランク上がったことに感動する孔子。目を閉じて顔をあげ、喜びを嚙みしめた。
孔子のオーラの型
それを見ていた剣帝は「…炎か?いや血?」と呟く。
レベルアップ時のエフェクトは“オーラの型”を判断するもので、通常はハンターのトラウマが反映されるのだ。
剣帝によれば、孔子のオーラの型は炎か血。なお炎帝は炎で、剣帝は月光らしい。
13話②孔子と剣帝の”賭け”
孔子は”賭け”を提案する
次は6階だな。と手をパンっと叩きながら告げる剣帝。
しかし孔子は、今すぐ10階のボス攻略に行きたいと言い出した。
それを聞いた剣帝は、苛立った表情になる。
実力のあるハンターですら10階攻略に何年もかかっているのに、Eランクの素人が挑戦するなど無謀でしかない。そのため彼は、調子に乗るなと忠告するが…
どうやら孔子には、何か考えがあるらしい。
しかも「10階を2コインでクリア(つまり1回死ぬだけ)できなければ剣帝を師匠と呼ぶ」という“賭け”を提案をした。
- 10階を2コイン(つまり1デッド)でクリアする
- ただし剣帝は、10階のボスが持つスキルを隠さず教えること
- また孔子が賭けに勝ったら「孔子様」と呼ぶこと
孔子がゲス顔で挑発すれば、剣帝はピクリと反応する。そして「よっしゃ乗った!」と、あっさり賭けを承諾した。
10階のボスステージに挑む
が、しかし。
いざ10階に行くと、門の前には守衛がいて通してもらえない。というのも守衛は、1人でボスに挑もうとする孔子を見て自殺行為だと判断したのだ。
そこで孔子は「私は不治の病で…」と適当な嘘をつき、さらに守衛に100ゴールドを渡して特別に中に入れてもらった。
・・・
10階のボスステージは、赤い屋根のついた白い洋館。その扉を開けると、無数の人形たちがクスクスと不気味に笑いながら孔子を凝視した。
「わたしたちとあそんでくれるの?」
「かくれんぼしよう!」
人形たちがそう告げると、洋館の中は一瞬で炎に包まれる。
10階のボス、ヘルファイア・メイデンとの対決がスタートした。
14話①ヘルファイア・メイデンとの戦い
10階をクリアする方法
ループする前、10階を最初にクリアしたのは炎帝だった。
最強のギルド「黒龍」が30回も攻略に失敗する中、なぜ炎帝だけが10階を攻略できたのか?それは彼が、炎のオーラ使いだからだ。
10階のクリア方法はシンプルで、屋敷のどこかにいるたった1つの本物の人形を見つけて破壊すること。
しかしオーラでバリアしたところで、強烈な炎の中では10分程度しか持たない。そのためハンターは、本物の人形を見つける前にリタイアしてしまうのだ。
一方、炎帝は炎のオーラ使いなので屋敷に入ってもダメージゼロ。だから彼だけは、無事にクリアできたのだ。
孔子VSヘルファイア・メイデン
当時の出来事を思い出しながら、オーラでバリアをはって耐える孔子。
この危機的状況の中、剣帝は「あと1分が限界だな」と孔子をあざ笑い、その様子を見ていた人形たちはキャハハと笑い声をあげる。
どうあがいても勝ち目のない状況だが、それでも孔子は不敵に笑った。まずは1回ゲームオーバーになって状況確認しようと考え、ひとまず適当な人形を捕まえてみると…
人形は「はずれ!」と言って、ロウソクのようにドロリと溶ける。その後バリアが砕けて、孔子は生きたまま炎に焼かれた。
その様子を、剣帝は相変わらずニヤニヤと笑いながら見ていた。
14話②戦闘終了~スキルコピー
「ヘルファイア・メイデン」のスキル
冥界(仮)に飛ばされた孔子の前には、以前と同じようにボスのスキルカードが飛び交っている。
「約束覚えてるよね!?」
そう告げれば、剣帝は金のスキルカードを指さして内容を読み上げた。
これ一択だと言って、ハイテンションで件のスキルを勧める剣帝。
しかし一方で、孔子は考え込んでいた。何かが引っ掛かるのだ。
(確かにいいスキルなんだけど、でもなんかもやもやする…)
他のスキル内容も見るように剣帝に頼むと、彼は面倒くさそうにスキル内容を読み上げるが…銀のカードを見た瞬間、その顔はわかりやすく歪んだ。
その表情を見て、孔子は確信する。これこそ俺が望んでいたカードだと。
違和感の正体
今になって思えば、最初からおかしかったのだ。
数万体の人形のうち本物は1つ。本物は炎のオーラの持ち主だから燃えないが、他の人形はなぜ燃えないのか?
答えは1つ。望む対象だけ、燃えなくするスキルがあるからだ。
このスキルがあれば、燃えさかる屋敷の中でも身を守れる。つまりボス戦も賭けも、孔子の勝ちでほぼ確定。
そのため剣帝は必死になって「灼熱地獄の結解」を勧めるが、孔子は迷いなく「火の用心!」をつかみ取った。
ペナルティの発動
光に包まれながら、孔子は笑う。そしていつも通り、24時間前にループしようとするが…
その時ウィンドウに「スキルによるペナルティが発生します」と表示された。
目を見開く孔子。
どういう事だと叫ぶも、答えるものはいない。
ウィンドウには「モンスター“ヘルファイア・メイデン”のトラウマを生成します」と表示されていた。
『死して生きるSSS級ハンター』ネタバレ感想
感想というかツッコミ
自分の命をコイン扱いするあたり、孔子はもう死への恐怖感がバグっていますね。
いや、最初から知っていましたけど…いくら何でも軽すぎません?孔子、大丈夫?
考察①「トラウマ」がキーワードか?
13~14話にかけて、2回「トラウマ」という言葉が出てきましたね。
まず1回目が、孔子がレベルアップした時。剣帝によれば、オーラの型には”トラウマ”が反映され、孔子のオーラは血か炎らしいです。
そして2回目が、14話のラスト。ループ直前にペナルティが発動して、ヘルファイア・メイデンのトラウマが生成されました。
重要な局面でこれだけ”トラウマ”という言葉が出ているとなると、今後はこれがキーワードになるのかなと思います。
もしかすると、この漫画のテーマには「トラウマの払拭」なども含まれるのかもしれません。
考察②15話以降の予想
15話以降で、恐らく孔子は敵のトラウマを見せられるのでしょう。
そしてこの手のパターンだと、大抵エグイ映像を見せられるのがオチです。ゲームでも漫画でも、お決まりのパターンですから。10階のボスは、過去にひどい経験をしたのかなと思います。
理性のないモンスターだろうと、悲しい過去を抱えているパターンは多いんですよ。
例えば『テイ〇ズオブエターニア』とか『FF:クリスタルク〇ニクル』とか。悲しいモンスターが登場していました。
ちなみにこの2作品は、管理人のトラウマです。わかる人にはわかるかと。