『悪女は砂時計をひっくり返す』60~61話のネタバレ感想!結婚の挨拶

悪女は砂時計をひっくり返す

ピッコマで連載中の『悪女は砂時計をひっくり返す』の60話~61話ネタバレ感想です。感想と一緒に、ストーリーもさらっと紹介します。

前回のラストでは、アリアの部屋にこっそりアースが来訪しました。夜中に逢瀬をするほど、2人は仲睦まじい関係になっているのです。

そして60話では、アースが結婚報告をしにロースチェント邸を訪れますが…今後はどうなるのでしょうか?考察をしながら解説します。

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60話のネタバレ|アリアがもらった指輪には、重大な秘密があった

アースとの逢瀬

悪女は砂時計をひっくり返す

夜遅くに、アリアの部屋を訪れたアース。久しぶりに再会した2人は、互いに柔らかく笑います。

彼は遠方へと出張していましたが、能力を使用して会いに来てくれたのです。

・・・

テーブルを挟み、向かい合わせでソファに腰掛ける2人。

その時アリアは、アースが指輪をしていることに気づきます。それは彼女が人差し指にはめている指輪と同じデザインだったので「私と色違いのペアリングかしら?」とウキウキしますが…

実はこの指輪は、皇室の家宝。

さらに能力を使うと色が変わる仕組みで、アリアが受け取ったのも同じもの。

つまりアリアは現在、皇室の家宝を身に着けているのです。

その事実を聞いた瞬間、アリアは顔を青くして自分の指輪を凝視します。なにせ普通の指輪だと思っていたものが、世にも貴重な品だったのですから。

しかしアースは気にした様子もなく、彼女の手をすっと取り「この指輪の主人は、あなたしかいません」と断言しました。

するとアリアは困ったように赤面します。彼の真心は嬉しいけれど、どうにも恥ずかしい気持になったのです。

ひよこ
アリアは色仕掛けはできるけど、恋愛は初心者なんだよ。
白うさ
やだぁ!かわいい!

サラを教師として推薦する

アリアはお茶を飲みながら、サラに学校の教師を頼んではどうでしょうか?とアースに提案します。

というのも彼女自身がサラに礼儀作法を教わりましたし、サラ本人も以前、先生になりたいと話していたからです。

アースはその提案に、ふむと頷きます。

もしそうなれば、侯爵の所属する”中道派”は動揺するでしょう。さらに投資家Aを支援する勢力もアース側につけば、彼らの態度は大きく変わるはず。

つまりサラが教師になれば、アース側には派閥的なメリットがあるのです。

そんな話をしながら、2人は悪い顔で笑いました。

出迎えの準備

数日後。

アースの訪問日が決定したため、ロースチェント邸のメイドたちは屋敷を大掃除します。母親も珍しく緊張した様子で、メイドたちに指示を出します。

そしてアリアは、その様子を遠くからニコニコと眺めますが…

するとアリアの元に、険しい表情のミエールが現れて言いました。まさか本気で皇太子妃になるつもりですか?と。

嫌味を言う彼女に対し、アリアはふんと腕を組みながら嫌味で返します。するとミエールは拳を握りしめて体を震わせ、アリアを睨みつけてから踵を返しました。

・・・

去って行くミエールの背中を見ながら、アリアは思います。

時々驚くほどに、貴族らしい自制心を見せるわね…と。正直な話、すぐ大声で喚くだろうと思っていたのです。

しかし、その自制心も少しずつ崩壊している様子。アリアはそう考えて、暗い笑みを浮かべました。

結婚挨拶のため、アースは屋敷を訪問する

そして約束の日。白い正装を着たアースが、ロースチェント邸を訪れます。

するとアリアを含めた一家全員は、門前にズラリと並んで恭しく出迎えました。

微笑むアースと、嬉しそうに迎えるアリア。

美男美女が並んだ結果、キラキラと周囲が輝いているように見えます。父親に至っては、その光景に目を覆ったほどです。

ひよこ
ちなみにカインとミエールは、嫌そうな顔をしてるよ。
白うさ
カインは特に警戒してるだろうね。恋敵だし、法廷で失礼なことしてるし。

 

その後、アースとロースチェント一家は皆で昼食を取ります。

豪華な料理が並び、美しい音楽が流れる中。父親とアースが世間話したり、アリアがミエールを称賛(もちろん嫌味)したりしますが…

そんな中、カインは警戒した表情で「殿下は結婚の申し込みに来たのですよね?」と本題を切り出します。

するとアースは笑顔で、やはり両親2人から正式に許可をもらいたいのだと答えました。

そして話を振られた両親はというと…

父親は突然のことで驚いたのか「はあ…」と頷くだけ。一方で母親は感動したのか、頬を染めながら「2人が幸せなら大賛成ですわ!」と即答しました。

白うさ
ママがすごく嬉しそう。

 

そして食事を終えて、アリアとアースが室内庭園へと向かう際。父母はニコニコしながら2人を見送りますが…

その後ろではミエールが、席に座ったまま鬼の形相をしていました。

61話のネタバレ|裁判官・フレイの屋敷に招待される

恋人にときめくアリア

伯爵家とはいえ、宮廷と比べれば小さい邸宅。しかしアースは楽しそうに屋敷内を歩きます。聞けば彼は、アリアの育った環境に興味があるそう。

しかしその言葉に、アリアは複雑な心境になりました。彼女にとってこの屋敷は、10年適当に生きて死んだだけの場所ですから。

すると彼は、子犬のようにシュンとした顔をします。というのもアリアの表情を見て「先程がんばって両親と会話をしたのに喜んでくれないのか…」と不安になったのです。

いじらしい恋人に、キュンと胸をときめかせるアリア。なにせ実年齢が2〇歳なので、アースが可愛く見えたのです。

フレイの屋敷に招待される

よく晴れたある日。

アリアはアニーを連れて”フレイ”という婦人の屋敷を尋ねます。

フレイは以前、エマの裁判( 54話参照 )を担当した女性裁判官。皇族でアースとも交友があり、アリアに興味を持っているそう。

そして今回フレイから招待状が届いたため、アリアは彼女の屋敷へと赴いたのです。多少の警戒心はあるものの、皇族の誘いは断れませんから。

ひよこ
フレイさんは皇族で、独身の女性裁判官という特殊な立ち位置だよ。
白うさ
肩書すごくない?

アリアに興味津々?なフレイ

屋敷の客間に入ると、そこに立っていたのはシルバーブロンドの髪を結い上げた中年の淑女。紺色のシンプルなドレスを身にまとい、皇族らしく気品のある佇まいです。

フレイは微笑を浮かべ、スイーツの並んだテーブル席へとアリアを案内しました。

・・・

「法廷で会ってから時間が経つのに、急に招待して驚いたでしょう?」

穏やかに笑いながら、お茶を勧めるフレイ。

一方でアリアは、困惑しながら社交辞令を返します。なぜフレイが好意的なのか、理由がわからずにいたのです。

すると突然、フレイの質問攻めが始まります。彼女はキラキラした瞳で、アリアの趣味や好きな色について尋ねます。

アリアは律儀に回答しますが、内心では反応に困っていました。

白うさ
グイグイ来る!
ひよこ
フレイさんどうしたのかな?

フレイの「お願い」とは?

質問後、フレイは「一つだけお願いがあります」と言います。

困惑しながらもアリアが承諾すれば、別室へと案内され「この服を着て欲しいのです」と男性用のフォーマル服を渡されました。

ひよこ
この場面でアニーは、すごく困惑した顔をしてるよ。
白うさ
でしょうね!

アリアが男性服を着ると、フレイは感極まります。

ハンカチで目元を拭いながら「あの子が帰ってきたようだわ」と呟きました。

しかしアリアは言葉の意味が理解できず、ひとまず「私を娘のように思って、着せ替えごっこをしたいのかな…」と考えます。

そして酷く疲労したまま、自宅へと帰還しました。

カインは結婚に反対しつづけるが…

ロースチェント邸での夕食時。カインはどんっとテーブルを叩いて怒鳴ります。

既にアリアとアースの結婚は確定事項なのに、カインは今もなお反対し続けているのです

そのため父親はついに激怒し、お前に決定権はない!と怒鳴り返しました。

するとカインの隣で食事をしていたミエールは、感情の見えない表情で告げます。お兄様、お父様の言葉には従うべきですよ。当主ですから…と。

ミエールはカインに注意しますが、彼女もまた結婚反対派です。さらに本編中のセリフによれば、結婚を破談にするため”危険な計画”を企てている様です。

フレイの謎行動には理由があった

夕食後。

アリアは廊下を歩きながら考えました。というのも、何か忘れている気がするのです。そして小首をかしげながら、自室の扉を開けると…

自室の中央にはアースが立っていました。

そこで彼女はようやく思い出します。

今日はアースが立ち寄る予定だったのに、フレイの件で疲労したため約束を忘れていたのです。

青ざめるアリアを見て、忘れられていたことに気づくアース。シュンとする彼に、アリアは慌てて謝罪しつつ事情を説明しました。

・・・

平常心を取り戻したアースは、フレイの謎行動について心当たりがあると言います。

彼によれば、フレイには勘当された弟がいるそう。恐らくアリアは、弟に似ているのでしょう。

つまりフレイは、アリアに弟の影を見たのです。

⇒『悪女は砂時計をひっくり返す』62話のネタバレはこちら

『悪女は砂時計をひっくり返す』60~61話の感想

60話の感想①ミエール編

ネタバレ感想

今回のミエールは、ずっと鬼の形相でアリアを睨みつけていましたね。

彼女からすれば、本来アースと結婚するのはイシースの役割であり、それが当然だと思っています。けれど彼女の思惑とは違い、アースが妻に選んだのはアリアでした。

ミエールからすれば青天の霹靂(へきれき)。あってはならない出来事です。

だから彼女は、アリアに対して「皇后の座を奪った汚い女」という印象を向けています。恐らく、アースに対しても良い感情は持っていないのでしょう。なにせイシースを無下にした男ですから。

しかし、ミエールの怒りはお門違いです。

アースの利益を考えるなら、イシースとの結婚はそもそも不利。それは貴族派への屈服を意味しますし、彼自身も昔から結婚するのを嫌がっていました。

けれどミエールが気付くはずもなく、現状、アリアへの憎しみは天井知らず。もはや傷害事件でも起こしそうな雰囲気です。

60話の感想②カイン編

お通夜モードだった人その2。

このままだとアリアが結婚してしまうので、カインは気が気じゃないのでしょうね。アースが訪問した日も、ずっと険しい表情をしていました。

とはいえ本来なら、カインは一度アースに謝罪するのが筋でしょう。知らなかったとはいえ、法廷で無礼を働いているのですから。

恐らく昔の彼なら、貴族としてその辺の礼節は守ったと思われますが…

でも今の彼は、それすらしません。アースに話しかけたときも、訪問の理由を尋ねるだけでした。よほど切羽詰まっているのでしょうね。

でも、それは貴族としてどうかと思うよ?

61話の感想:個人的に好きなシーン

61話では新キャラ・フレイが登場しました。そしてアリアが彼女の屋敷を訪問すると、なぜかフレイによって質問攻めにされます。

解説では省きましたが、アリアは質問に対して以下の返答をしていました。

アリアの返答
  • 趣味:読書
  • 好きな色:青
  • 好きな花:チューリップとユリ

趣味=読書はわかりやすいですね。アリアは勤勉ですから。

そして好きな花ですが、チューリップは国家。ユリはロースチェント家の家紋。どちらもアリアとって馴染み深い花でしょう。

またこの時アリアは「好きな色は青」と答えていますが、青はアースの瞳の色です。

この回答、すごく可愛いですよね。

何気ない受け答えの中に、アリアの性格や本音が現れています。以上、個人的にグッときた場面でした。

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11件のコメント

翻訳ありがとうございます!
アリア、いよいよ皇太子と結ばれるんですね〜
お母さんも自慢の娘でしょうね!
ミエールはいつも見当違いなところで怒ってますね…
皇太子相手なのに諦めの悪いカインもすごい。
似た者兄妹。

皇太子妃がアリアでもイシースでもミエールからしたら皇族が親戚になるのだから対抗心さえ捨てれば良いのにね

しばらく更新ないんだなーと思ってたらあれー、、更新されて5日経ってた!!
嬉しい~!初々しいアリアがはやくなるかも見たーい。。
ミエール底の人格出まくってますね。また次も楽しみです。更新ありがとうございました!

ピッコマ休載なので拝見させていただきました。プロポーズからのアースとアリアのやりとりを想像するとキュンキュンしますね。チューリップの花束が欲しくなります。

もしそうなら叔母が皇族になるからアリアはかなり高位の血を引いてるのか

ピッコマ休載になってしまったので(早く再開してほしい…!)こちらで気になる続きが読めてありがたいです。更新ありがとうございます。アリアもここまできたら一安心かな。皇族の血をひいていることも知らぬまま処刑されてしまう前世とは大違い。地頭のよい人ではあったのでしょうが、それを生かすと生かさないとでこの差はおそろしい。がんばらなければ殺されるというモチベーションの強さが努力の源ではあったのでしょうが。

こんにちは管理人です。皆さまコメントありがとうございます!
皆さんのおっしゃっている通り、60話を読んだ限りではアリア皇族説が濃厚かなと思います。
つまり、アリア父=フレイの弟ですね。非常にテンションの上がる展開です。

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