韓国のマンガ『ハーレムの男たち』のネタバレ感想です。23話~24話までのストーリーについて紹介します。
前回登場したゲスターは、どうやらラトラシルに恋をしている様子。どんどん人間関係が複雑になりますね。
今後はどうなるのでしょうか?ネタバレと感想をまとめました。
目次
『ハーレムの男たち』23話ネタバレ
サーナットの秘め事

”良い事”があったと言うサーナット。
ラトラシルは興味深そうに尋ねるも、彼はその内容までは教えてくれません。内に秘めておきたい大切な事なのだそう。
すると彼女は口を尖らせて、ブーブーと不満を言いました。


ラトラシルが”手紙の横領の件”について聞くと、サーナットは進捗状況が悪いと答えます。
ただでさえ忙しい彼が一人で調査をしているので、やはり進みが遅いのでしょう。そこでラトラシルは、自身も調査に協力すると申し出ました。
ラトラシルが任されたのは、過去に届いた321通の手紙の調査。
それぞれの差出人と手紙の内容について、チェックする業務ですが…いざ大量の手紙を目の前にすると、彼女は頭を抱えました。
手紙の調査
ラトラシルは執務室にこもり、手紙の調査をします。
調査中にふと机の引き出しに手を伸ばせば、そこに入っていたのは側室の1人・カルレインに関する資料。思えば彼とは、誓約式で少し顔を合わせただけ。言葉すら交わしていません。
そこでラトラシルは、彼に会ってみようと考えます。
カルレインと過ごす夜
夜も更ける頃。
ラトラシルは側室たちの住む離宮を訪れ、カルレインの部屋へと向かいます。しかし部屋に入るまでもなく、彼は入口付近で待っていました。


カルレインのエスコートを受け、寝室へと案内されるラトラシル。終始無言の彼に、何と声をかけるべきか迷っていると…
彼は背後からすっと近づき「長らくお待ちしておりました、主人」と言いました。
その言葉に、ラトラシルは驚きます。入宮してまだ2日目なのに「長らく」と言うのは奇妙。おまけに、彼の息はひどく冷たいのです。
不可解に思って尋ねれば、カルレインは入宮するずっと前から彼女を待ち続けていたそう。
しかしラトラシルは、彼と出会った記憶がありません。
おまけに彼は、真顔で「生まれる前からあなたを知っていた」とまで言う始末。傍から聞けば、意味の分からない言葉ですが…
ラトラシルは「皇太子の妹ともなれば国民どころか外国人でも知っているから、以前から私と結婚したかったのだろう」と結論付けました。
不思議な言動をするカルレイン
彼女がそんな事を考えていると、首筋にカルレインのキスが降ってきます。
先程から、グイグイと押しの強すぎる彼。さすがに身の危険を感じたラトラシルは、引きつった笑顔で彼を引き剥がします。
また彼は”主人”という独特な呼び方をするので、”陛下”と呼ぶよう注意しますが…カルレインは全く意に介さず、再び近づこうとします。
苛立ったラトラシルは頭突きを食らわせますが、ダメージゼロ。そして迫りくる彼に危機感を覚え、ついに「やめて!」と大声を出しました。


『ハーレムの男たち』24話ネタバレ
「生まれる前から知っていた」
ラトラシルが大声を出すと、カルレインは一瞬ピタリと止まります。そして今度は態勢を低くすると、目の前にあった彼女の指をかじりました。
さらに行為はエスカレートし、ベッドへと押し倒されるラトラシル。しかしキッと睨んで「降りなさい」と言えば、彼はようやく離れました。
そしてラトラシルは、自分のマントをねじって細くするとベッドの縦半分に”境界線”を作ります。
今夜は共に寝るけれど、この線を超えないで。
彼女が怒って命令すると、カルレインはムスッとしながらも従いました。
・・・
何事もなく夜を過ごした2人。
マントを羽織って退出する際、ラトラシルは彼に尋ねます。「本当はいつから私を知っていたの?」と。しかし彼は、昨夜と同じく「生まれる前から」と答えるだけ。
納得のいく答えを得られず、ラトラシルは無言で部屋を出て行きました。


クラインの嫉妬
離宮の廊下を、プンプンと怒りながら歩くラトラシル。意味の分からない事ばかり言うカルレインに苛立っていたのです。
しかし、間近で見たカルレインは想像以上の美青年。色気のある彼の姿を思い出し、ラトラシルは少し頬を赤らめました。
するとその時「陛下!」と呼び止める声がします。
声の主はクラインで、彼は駆け寄ってくるなり「なぜ俺を弄ぶのですか!嫉妬心を煽るためですか!」と涙ながらに訴えました。
2日経ってもラトラシルが部屋に来ないため、クラインは我慢の限界だったのです。
なにせ彼視点では、自分こそが皇帝の寵愛を受ける存在ですから。
しかし、ラトラシルは彼の言いたいことが理解できません。
なので満面の笑みで「あなたは本当に神秘的ね。頭の中をのぞいて見たいよ、心から」と答えました。


するとクラインは、その返答を都合よく解釈します。少女漫画のヒロインのごとく、頬をポッと染めながら「そんな事を言うなんて露骨ですね」と照れました。
・・・
宮廷の自室へと戻ったラトラシル。
侍従のシャレー侯爵に、カルレインとクラインに贈り物をするよう命令します。クラインにも贈るのは、もちろん彼のメンツを守るため。
また彼女は、カルレインの過去を調べるようシャレー侯爵に命令しました。
23~24話の感想
カルレインの謎

カルレインはいったい何者なのでしょうか?
彼は本編で「生まれる前からラトラシルを知っていた」と言っていますが、これはどういう意味なのか気になりますね。
もし言葉通りだとしたら、普通の人間ではないという解釈になりますが…そうなると、色々なパターンが考えられます。
そもそも生まれる前から意識があったとなれば、人間かどうかすら怪しいですね。
なにせ彼からは、人間味が感じられませんから。
またカルレインについては「息が冷たい」と表記されていましたが、これは伏線でしょうか。側室に人外が混ざっているとか、そういう話?