韓国のマンガ『ハーレムの男たち』のネタバレ感想です。21話~22話までのストーリーについて紹介します。
前回、ラトラシルが初夜の相手として選んだのはラナムンでした。しかし夜が明けた後、彼はなぜか不満そうな様子。一体、夜に何があったのでしょうか?
ネタバレと感想をまとめました。
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『ハーレムの男たち』21話ネタバレ
ラナムンVSタッシール

突然、ラナムンに”壁ドン”をされたカルドゥーン。圧倒的な美貌を目の前にして、男とは知りつつも頬を染めます。
するとラナムンはそのままの体制で「どうだ?」と尋ねました。
その質問にカルドゥーンは、うっとりと頬を染めながら「心臓がドキドキしてキスしたくなります」と答えます。その言葉にラナムンは、神妙な顔でため息をつきますが…
そこに「ほぅ偽装結婚…禁断の恋か?」と予期せぬ声が聞こえました。
声のする方を見れば、そこに立っていたのはタッシール(17話登場)。彼はニヤニヤしながら、男同士でくっつく2人を面白そうに眺めました。


が、しかし。
タッシールの悪ふざけは通用しません。なにせラナムンは今、非常に不機嫌ですから。そのため彼は、怒りを隠すことなく”ガン”を飛ばします。
すると、その表情を見てヤバいと思ったのか。タッシールはそそくさと退散しました。
・・・
オロオロと戸惑うカルドゥーン。
一方でラナムンは彼をちらりと見て、また一人でスタスタと歩いて行きます。そして再び、初夜のことを思い出していました。
初夜の真実~ラナムン視点~
「美しい」「キスしたくなる」
先程のカルドゥーンの反応を思い出し、ラナムンは「これが正常な反応なのに」と落胆しました。
というのもラナムンは昨日、ラトラシルに拒否されたのです。
彼女は部屋に来てくれたものの、今日は疲れたと言って先に寝てしまいました。
そのためラナムンは、初夜なのに何もできませんでした。
唯一した事といえば、腕枕くらいのもの。


そしてラナムンは、追いかけて来たカルドゥーンに初夜での出来事を明かします。すると当然ながら、彼は目を見開いて驚きました。
ゲスターとラトラシル
ラトラシルが書庫に入ると、そこには既に先客がいました。
本に囲まれたその部屋で、窓のフチに座りながら1人読書にふける優しそうな青年。彼こそが側室の1人、ゲスター・ロルド。
こんな日まで読書をするゲスターに、彼女は笑いながら声をかけました。
ラトラシルに気付いたゲスターは、みるみるうちに頬を染めます。そして明らかに焦った様子で、周囲をキョロキョロと見回しますが…
彼女は気さくな態度で「もう逃げる必要もないでしょう?」と言い、ゲスターの隣に座りました。
というのも幼少期の頃から、彼はラトラシルと目が合った途端に逃げ出していたのです(しかも後から泣く始末)
その言葉に、真っ赤になるゲスター。本で顔を隠しながら照れるその姿に、ラトラシルは大声で笑ってしまいました。
ゲスターの気持ち
「昨日、私が行かなくて寂しかった?」
そう尋ねれば、ゲスターは顔を赤くしたまま俯きます。どうやら図星のようです。
さらに聞けば、ゲスターは昔からラトラシルに好意を持っていたよう。
彼は言葉にこそ出しませんが、態度を見れば一目瞭然でした。
大人しく気弱で、昔から変わらないゲスター。なのに、これからは曲者ぞろいの側室と一緒に暮らさなければなりません。
だからラトラシルは彼の手にそっと触れ、優しい声で言いました。
誰かに虐められたら泣かずに…いえ、泣いても良いから私に教えてね。わかった?
すると彼は、控えめながらもキュッと彼女の手を握ります。そして再び頬を染めて、あどけない表情で尋ねました。
どうして…そんな風におっしゃって下さるのですか?と。
『ハーレムの男たち』22話ネタバレ
ゲスターは恋情を抱いている?
ゲスターの表情を見て、ラトラシルは気づきます。彼はまだ、私のことが好きなのかもしれない…と。
しかし彼女はゲスターの質問に答えず、誤魔化すように立ち上がります。そしてキレイに笑いながら、彼を散歩に誘いました。
ついにタッシールが動き出す
その頃、タッシールは機嫌よく宮廷内を歩き回っていました。
そんな彼の後ろをついて歩くのは、従者のヒアラン。彼は焦りながら「陛下の寵愛を得るためここに来たのに、呑気にしている場合ですか!?」と喚きます。
しかし、タッシールはどこ吹く風。
機会があれば動くが、陛下が私のそばに来ないとどうしようもない。そう返事をして、気にせず散策を続けました。
その悠長な反応に、ヒアランは頭を抱えますが…
するとその時。タッシールは柱の影にさっと隠れて、ある一点をじっと見つめます。ヒアランもつられて隠れつつ視線の先を追えば、そこにいたのはラトラシル。
彼女はゲスターと手を繋ぎながら、宮廷内を散歩していたのです。
それを見たヒアランは、当然ながら焦ります。なにせ最も奥手だと思っていた男が、すでに行動を起こしていたのですから。
そして一方。
タッシールはすでに隠れるのをやめて、仲睦まじい2人の姿を眺めていました。
今まで悠長だった彼も、さすがに気が変わったのか。薄く笑みを浮かべながら、まずは陛下の目に留まる方法を探さなければ…と言いました。
ラトラシルの気を引くために、タッシールは彼女の”初恋”について調査しようと考えます。
初恋の相手がわかれば、好みのタイプもわかるという算段です。その計画的な戦略を聞き、ヒアランは喜びました。


ラナムンの不満はつづく
仕事に疲れ、仮眠を取っていたラトラシル。するとメイドから「ラナムンが面会に来た」との報告があり、彼女は部屋を出ました。
・・・
ラナムンを夕食に誘い、テーブル席につくラトラシル。
すると彼は夕食に手を付けず「なぜ贈り物を下さったのですか?」と尋ねました。
というのもタリウム帝国では、初夜の相手に贈り物をする風習があるのです。
それに倣い、ラトラシルも彼に贈り物をしたのですが…
ラナムンとしては、何も無かったのに品物だけ貰うのは不当だと感じたのです。
だから彼は、ずっと浮かない表情。またこの時に「贈り物ではなく陛下をください」と過激な発言をしました。


しかしラトラシルは、その要求をあっさり流します。
私たちはまだ5回しか会っていない。でも、あなたはもう私の側室でしょう?なぜそんなに急ぐの?
そう言って彼女は笑いますが…結局、夕食中にラナムンの表情が晴れることはありませんでした。
・・・
「噂では聞いていたけど、すごい自尊心ね」
ラナムンが帰還した後、ラトラシルはサーナットにぼやきました。そして同時に、彼がわずかに嬉しそうな事にも気付きます。
それを指摘すれば、サーナットは”良い事”があったのだと答えます。
21~22話の感想
21話の感想

初夜に何かあったんだろうな…とは思っていましたが、そもそも2人は行為すらしていないことが発覚しました。
ラトラシルはラナムンの部屋を訪れたものの、文字通り「寝た」だけ。
疲れたと言って、1人で寝ちゃったんんですよ。だからラナムンは、あれほど不機嫌だったワケですね。
うん、わかる。あれだけ勉強したのに、そんな無下にされたらショックですよね。ひたすらラナムンが可哀想な回でした。
22話の感想
ゲスターに触発されたのか、ついにタッシールまでもが動き出しました。
計画的な彼は、まずはラトラシルの好みのタイプを探ろうと考えたようですが…
それってつまり、ヒュアツィンテを真似るって事ですよね。これはタッシールの腕の見せ所になりそうです。上手くやれば好印象。でも下手をすれば、地雷になりかねません。
元カレへの思いを忘れたいと思っているのに、元カレを彷彿とさせる男が目の前にいたら…うん。私は嫌ですね。
なので彼がどう動くのか、そしてラトラシルがどう受け取るのか。駆け引きが楽しみなところ。