韓国のマンガ『ハーレムの男たち』のネタバレ感想です。13話~14話までのストーリーについて紹介します。
前回、側室としてタリウム帝国を訪問したクライン。予想外の人物の登場に、ラトラシルは絶句しますが…
この先どうなるのでしょうか?そもそも彼の誤解は解けるのでしょうか?13話以降のネタバレを見ていきます。
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『ハーレムの男たち』13話ネタバレ
クラインの格付け

シャレー侯爵は、クラインを側室用の部屋へと案内します。
先代皇帝の頃からずっと侍従長(皇帝の世話役)を務めるシャレー侯爵は、クラインが側室に相応しい男かどうかチェックしますが…
言わずもがな、クラインは傍若無人。部屋が小さいと文句を言い、さらに礼儀知らず。さすがにイラっとします。
そのためシャレー侯爵は、クラインを容姿満点・身分5点・性格0点と判断しました。


手紙を盗んだのは誰?
ラトラシルが執務室で仕事をしていると、ブレター伯爵がそわそわした様子で手紙を差し出しました。
その手紙は、彼が使節団としてカリセン帝国を訪問したときヒュアツィンテから預かったもの(手紙の内容は12話参照)。
それを読んだラトラシルは、手紙に込められた”裏の意味”を察しました。
ヒュアツィンテが…つまり一国の皇帝が皇太女に送った手紙に、手に付けた者がいるのです。
そこでラトラシルは、犯人を調査するようサーナットに命令しました。
クラインの側室アピール
仕事を終えた後。ハァーッとため息をつきながら、自室へと向かうラトラシル。
しかし部屋の前には、クラインが待ち伏せしていました。
彼はわざわざ廊下にソファとテーブルを用意させ、そこで優雅に読書をしていたのです。
「ここで何をしている?」
ラトラシルが尋ねれば、クラインは輝かしいオーラを放ちながら挨拶をします。そしてワインを取り出し、彼女を酒に誘いました。
タリウムで初めての酒を、陛下とぜひご一緒したくまいりました。
そう告げる彼を、仕方がなく自室へと招くラトラシル。側室である以上、どうせ半年は共に過ごすのだからあの時の誤解を解こうと考えますが…
その時、遠くからアトラクシー公爵が駆け寄ってきます。
彼は切迫した表情でクラインを押しのけ、緊急事態だと騒ぎ立てました(なお背後でクラインがキレてる)
『ハーレムの男たち』14話ネタバレ
アトラクシー公爵の緊急要件

別室に移動し、ラトラシルとアトラクシー公爵は2人きり。そんな中、彼は深刻な顔で言います。
帝位争奪戦(7話参照)のとき、トゥーラ皇子が外国の勢力と取引したことが判明しました…と。
どこの国と共謀したのかは不明ですが、今もその証拠が残っているそうです。


トゥーラ皇子は外国と共謀していた
アトラクシー公爵の話を聞き、当然ながらラトラシルも険しい顔をします。
恐らくトゥーラ皇子は、外国と共謀する際に「君主の印章」を使ったのでしょう。
これは皇帝のサインと同じ効力を持った印鑑のことで、一時期とはいえ宮廷を占拠していたトゥーラ皇子なら使用可能です。
外国勢に「君主の印章」を使ったのなら、間違いなく書面を作り条約を締結したはず。また、それに相当する対価があったでしょう。
となれば近々、相手国からとんでもない請求が来るかもしれません。
ラトラシルは頭を抱えながらも、条約内容について調査するようアトラクシー公爵に命令しました。
トゥーラ皇子とは?
ラトラシルの即位前に謀反を起こした人物。7話参照。
今回の問題点
トゥーラは王位に付くため、勝手に外国と条約を結んだようです。そして外国を動かしたとなれば、近々ラトラシルの元にとんでもない内容の請求書が届くかもしれません。つまり状況的にヤバイ。
目を閉じて思案するラトラシル。
しかし、なぜかアトラクシー公爵は話が終わったあとも退席しません。
何か用があるのかと尋ねれば、彼は満面の笑みで「息子のラナムンはいつ婿入りさせますか?」と尋ねました。


ラナムンはクラインに対抗意識を燃やす
ラナムンが宮廷に入る時期について、ラトラシルは側室5人の選別を終えてから全員同日に迎えると答えます。
クラインに関しては、外国出身で国内に居住がないため先に宮廷入りしただけとの事。
その返答に、アトラクシー公爵は肩を落としました。そして自宅に戻ると、ラナムンにその旨を伝えます。
するとラナムンは、落ち込む父親とは対照的に「国交のため政略的に迎えただけの側室と競うつもりはありません」と答えますが…
クラインの積極的なアピール(前話参照)について聞かされると、途端に顔色を変えます。
そして翌日、ラナムンはクラインに会うため直々に宮廷に向かいました。


側室の選抜はつづく
残る3人の側室を選ぶため、ラトラシルは選考書類を凝視しました。現時点での候補は、以下の3人です。
- ゲスター・ロルド:宰相の次男
- タッシール・アンジェス:巨額の富を持つアンジェス商団の息子
- カルレイン:傭兵部隊黒死神団団長
5人目の候補・カルレインについて、ラトラシルは違和感を覚えます。
しかし全体のバランス的に、野性味のある男がほしいと思い彼を採用しました。
ラナムンVSクライン
その日、アトラクシー公爵は屋敷のエントランスをうろうろと歩き回っていました。というのも、クラインに会いに行った息子を心配して待っていたのです。
そしてラナムンが帰還するなり、慌てた顔で「どうだった!?」と尋ねますが…
ラナムンは無表情で、最低限の返事しかしません。というのも彼は、クラインの無礼っぷりに激怒していたのです。
どうやら彼は「お前が側室になっても出番はない」と言われたそう。
あんまりな報告に、顔を青くして喚くアトラクシー公爵。言われっ放しで帰って来たのかと問いただします。
しかしラナムンは、その質問には答えません。
代わりに「私が皇配になったら、即刻あの者を追放するのでご心配なく」と言い残して自室に籠りました。
13~14話の感想

今回の見どころは、ラナムンVSクライン。
予想はしていましたが、2人の初対面は最悪です。詳しい会話については不明ですが、どうやらクラインが喧嘩を売った様子。
ラトラシルは俺に惚れているとか、お前が側室になっても背景の花にしかなれないぞ…とか。いろいろと失礼なこと言ったようです。
クラインは初登場シーンから注釈で「性格に難がある」記載されていましたが、14話でその本領(?)を発揮しましたね。
サーナットや従者たちから「性格に問題がある」と言われるだけあります。
そんな問題児を相手にすれば、ラナムンが怒るのも無理はないでしょう。
だって彼は、帝国屈指の美男子ですから。自他ともに認める眉目秀麗な男が、そんな暴言を吐かれたらイラっときますよ。
というか側室全員クセがありそうなので、この先も修羅場シーンが数多くありそうです。