『悪女が恋に落ちた時』のネタバレと感想です。76話のストーリーを紹介します。
ルペルシャは事件を食い止めるため、大劇場を訪れます。すると劇を鑑賞している最中、ダニエルにプロポーズのような言葉を告げられました。
この後どうなるのでしょうか?ストーリーの続きをまとめました。
プロポーズされた直後、大劇場で爆発が起こる
襲撃がはじまる

ダニエルの率直な言葉に、頬を染めるルペルシャ。どう返事をすべきか戸惑っているとーーーその時、すぐ傍で大きな爆発が起こりました。
「大丈夫ですか?!怪我をしたところは···!」
ダニエルが助けてくれたので、ルペルシャに怪我はありません。
しかし1階の観客席では立て続けに爆発が起きており、人々は悲鳴をあげながら逃げていきます。
襲撃犯によるテロが始まったのです。


人々の救助に向かう
ルペルシャはダニエルを連れて、人々の救助に向かいます。先ほどの爆発はとても大きかったので、これ以上爆発したら通路が塞がり劇場から脱出できなくなるでしょう。
今は一刻を争う状況なので、ルペルシャは爆破のあった場所へと走りますがーーー
このときダニエルは、爆発後に妙な気配を感じたのでアリエルも来ているのだろうと言います。
(アリエル、まさか私について来たの!?この危険な状況で…?)
ただでさえ忙しい状況なのに、アリエルまで来ていると知ってルペルシャは顔を青くします。
ラビロフの姿が見えないので、アリエルは独断で来たのでしょう。しかしユジンが一緒にいるようなので、心配しなくても大丈夫だとダニエルは言いました。
ひとまず事態は沈静化するが…
ようやく1階に到着したルペルシャ。幸いにも炎自体は大きく広がらず、救助に来た魔法使いたちも有能なため被害は少ないようです。
(このまま全てが順調に終わればいいのに…いや、これほど人が集まる場所で行われた攻撃がこの程度で終わるはずがない。何か…何かあるはず。私が見逃しているものが…!)
するとその時、すぐ傍から悲鳴が聞こえました。
「火の魔法使いだ!!!」
どこからか出現した黒フードの男が、火の魔法でみんなを攻撃しようとしています。
火の魔法は『元素魔法』の1つであり、他属性魔法の数倍に匹敵するパワーを持つためとても危険です。そもそも原作通りなら、魔法爆弾だけ設置されてこの事件は終わるはずでした。


予想外の出来事に驚くルペルシャ。しかし彼女がやるべきことは変わりません。
精霊・ゼンを召喚し、劇場全体に大きなバリアをはりました。
火の魔法使いVSルペルシャ
ルペルシャはバリアをはりますが、それでも襲撃犯は怯みません。大きな火の玉を出し、劇場ごと破壊しようとします。
このまま天井が崩れたら、このバリアでは耐えられないでしょう。絶体絶命の状況に、彼女は顔を青くします。
しかしその時、襲撃犯の周囲に黒いオーラが現れて彼の首を絞めつけました。ダニエルが魔法を使って、襲撃犯の攻撃を止めたのです。
「確かに強い魔法使いですが、愚かにも手を出す相手を間違えましたね」
力の差は歴然で、襲撃犯はダニエルに抵抗すらできません。
その隙にルペルシャは急いで人々を避難させますが、天井付近で爆発が起きたため、天井がガラガラと崩れはじめます。そこで彼女はバリアを強化しようとしますが、ゼンに止められました。
「ダメだ主人!これ以上力を消費したら主人の体が耐えられない!」
しかしルペルシャはその忠告を聞かず、バリアを強化します。
すると体に激痛がはしり、耐えられなくなったルペルシャはその場に崩れ落ちますがーーーそこにダニエルが駆け付け、彼女を抱き留めました。
結界をはった結果、ルペルシャは力を使い果たす
ルペルシャ視点
「リシャ!しっかりしてください、リシャ!一体なぜ…!!!」
朦朧とする意識の中、ダニエルの必死な声が聞こえます。しかし彼女はもう、まともに喋ることすらできません。ダニエル…と名前を呼ぶので精いっぱいです。
(お姉様もこうなる事を知っていて、私を止めたのでしょう。お姉様の気持ちは分かっています。でも、あまり悲しまないでください。 私が皆を助け出しました)
ダニエル視点
ぐったりした彼女の体を、ダニエルは絶望に染まった顔で抱きしめます。
そして次の瞬間、彼の体から禍々しいオーラがあふれ出しました。
『悪女が恋に落ちた時』76話のネタバレと感想
補足|次回からダニエルの過去編がはじまります

次回・77話の『悪女が恋に落ちた時』からは、ダニエルの過去編が連載されます。
過去編はウェブトゥーンでしか見られないオリジナル編で、原作小説にはないストーリーとの事。
ルペルシャがどうなったのか非常に気になりますが、彼の生い立ちがわかればストーリーがより楽しめるでしょう。
ネタバレ感想|ルペルシャお姉様のはなし
原作どおり、大劇場で爆発事件が起こってしまいました。
主人公は前々からこの事件を食い止めようと計画していましたが、その度に体は苦しくなり大劇場に到着したときも耐えがたい苦痛に襲われていました。
このように体調が悪化するのは、本物のルペルシャが主人公を止めようとしていたから。つまり「行くな」とメッセージを出していたのです。
本物のルペルシャは、主人公が身を削ってみんなを助けることを予想していました。だから主人公を助けるために、ずっと止めようとしていたのです。