漫画『結婚商売』の8話のネタバレと感想です。
前回のラストで、ザカリーは三軍部長のうち1人をビアンカの護衛に付けると言っていましたね。この後どうなるのでしょうか?ストーリーの続きをまとめました。
ビアンカはその日以来、下女のイボンヌを傍に置くようになる
イボンヌの優しさ
ビアンカはその日、朝早くから自室を出て“ある場所”へと向かいます。
そして肌寒さを感じながら廊下を歩いていると、同行していたメイドのイボンヌがそれに気付き、部屋にキツネの毛皮を取りに行きました。
そんな彼女を見て、ビアンカは微笑を浮かべます。
(あの子、気が利くのね。賢いし気遣いの心も素敵)
そして同時に、もし前世で出会っていたら結末が変わっていたかもしれないと思いますがーーー彼女はすぐに自分を叱咤しました。
今さら過去を悔いたところで、時間の無駄だと考えたのです。
執事長のヴァンサンに、仕事を教えて欲しいとせがむ
私に家事を教えて!
「…奥様?今なんと…」
ビアンカの話を聞くなり、執事長のヴァンサンは驚愕しました。
というのもビアンカが突然仕事場にやって来て、家事を教わりたいと言い出したのです。
ビアンカは幼くして嫁いだため、今まで伯爵夫人が行うはずの業務はヴァンサンが行ってきました。しかし今や彼女は18歳。積極的に家事を切り盛りできるくらい年を取ったのです。
だからビアンカは自信満々に言いました。
「私に家事をしっかり教えられる者…あなた以外に誰がいるというの?だから私に積極的に家事を教えてほしいの、ヴァンサン!」
するとヴァンサンは感動のあまり、ほろりと涙を流します。そしてビアンカの変化を前向きに捉えた彼は、家事を教えるために立ち上がりました。
この機会に、領地を直接回って仕事の説明しようと考えたのです。
護衛なんていらない
領地に向かうため、早速庭に出たビアンカ。しかしヴァンサンは馬車には向かわず、彼女を軍部長3人のもとに連れて行きます。
そして3人の中から護衛を1人選ぶように言いました。
ヴァンサンはなぜか胸をドキドキさせながら、どの方とご一緒されますか?と尋ねますがーーー一方でビアンカは険しい顔をしています。
というのも目の前にいるのは、ザカリーが信頼する軍部長3人。そのためビアンカは『伯爵は護衛とは名ばかりの監視を付ける気なのでは…』と懸念したのです。
まとめ|結婚商売8話のネタバレ感想および本編補足
結婚商売8話の補足|イボンヌが親身になる理由
イボンヌの妹・ルーシーは、ビアンカと同じくらいの年齢です。
その妹は大工と歳の差婚をして頻繁には会うことができず、イボンヌはこの大きな城で1人寂しく過ごすビアンカを見るたびに妹の事を思い出していました。
早い話が、妹とビアンカを重ねていたのです。だからこそ余計に、彼女のことが心配だったのかもしれませんね。
ネタバレ感想|ビアンカの次なる作戦について
ビアンカは子作りが難しいと判断するや否や、次の作戦に移りました。
伯爵夫人としての仕事を覚えて、ザカリーの政治的なパートナーになればいいと考えたのです。
そのため彼女は、今まで仕事を切り盛りしていたヴァンサンに「家事を教えて!」とせがんだのです。
個人的に、この判断は正解かなと思いました。
ザカリーは意志が固いようなので、子供がほしいとねだってもそう簡単には手を出してくれないでしょう。となれば仕事のスキルを身に着けて、パートナーとしての地位を確立するのが得策。
誰の目から見ても「ビアンカは伯爵家に必要だ」と思わせれば、そう簡単に追い出されることはないでしょうから。