アメリカのトランプ大統領が来日したとき、移動には大統領護衛者が使用されていました。
オバマ氏が日本に来た時も、すごい数の護衛車やSPがいましたよね。そもそも彼らはどんな仕事をしていて、どれくらいスゴイのでしょうか?
今回は、大統領の専用車やシークレットサービスの仕事内容についてガッツリ解説していきます。
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トランプ大統領が移動に使う護衛車
戦車レベルの車を使用

アメリカの大統領といえば、世界的にもトップクラスの権力者ですよね。権力だけでなく、地位・責任・財力など、さまざまな面で抜きんでています。そんな重要人物だからこそ、常に命を狙われる危険性と隣り合わせです。
そのため、大統領の護衛には特殊な訓練を組んだSPがつき、移動の時に使う車にも特別な機能が求められます。絶対にケガをしないように、周囲の人達がものすごーく気を使っている訳ですね!
これは日本でも同じことですが、基本的に重役にはSPなどの護衛がつきます。財力しかり、権力にしかり、特別な立ち位置にいる人は、一人でフラフラ歩き回ったりしません。
そんなことをしたら、テロ集団や強盗の良い餌食になってしまいますよね?
大統領専用車の機能
大統領が移動する際には、「大統領専用車」という特別な車を使用します。これはどんな車か・・・という話になりますが、簡単に言えば、大統領を危険から守るためのあらゆる機能が備わっているのです。
例えば、防弾ガラスで外部のスナイパーから守ったり、毒ガスでの攻撃を防いだりと、戦車レベルの機能を持ったスゴイ車です。
因みに、大統領専用車は日本側で用意するのではなく、アメリカから来日のために輸送されます。下の記事で解説していますが、車そのものの値段もめちゃくちゃ高いです(;´∀`)
しかも、トランプ大統領はただでさえ高い専用車を改造し、セキュリティ面をアップさせたのだとか・・・警備に関して敏感なのかもしれませんね。なにせ、あの言動ですから敵も作りやすいのでしょう。
大統領専用車については下の記事で詳しく説明していますが、一般人から見ると目玉が飛び出るほど厳重で高価な代物です。私も最初に見た時は、アニメみたいな設定の車だな・・・と思いました(笑)
▽詳しくはこちら
トランプ大統領が来日!専用車ビーストの値段やドアの性能がスゴい
護衛(SP)の仕事内容は?
アメリカ大統領には、身辺を守るための護衛(SP)も付きます。よく要人の周囲を取り囲んでいる、サングラスをかけたガタイの良いお兄ちゃんたちのことですね。次は、日々護衛をしている人達について見ていきましょう。
正確にはSPじゃない?
正確に言うと、トランプ大統領の護衛をしているのはSPではありません。彼らは、アメリカ合衆国シークレットサービスという、アメリカ大統領の護衛を専門に行っている特殊な機関です。
▽シークレットサービスって何?
首相、大統領、王室などの要人、貴賓の人々の平素の警備、護衛に当たる人たち、及びそれを担当する政府の部署のこと。アメリカ合衆国大統領を護衛するアメリカ合衆国シークレットサービスが特に有名。日本ではSP(セキュリティーポリス)と呼ばれ、知られている。
引用元:https://ja.wikipedia.org/
▽護衛の数はどれくらい?
シークレットサービスは、特別捜査官(Special Agent)3,200人、制服部隊(Uniformed Division)1,300人、技術・管理部門2,000人からなる6000人以上の職員を抱えている。
引用元:https://ja.wikipedia.org/
シークレットサービスは、護衛の専門職による大規模な組織なんですね!6000人となると、結構な人数です。かつての大統領の中には、狙撃された人もいますから、この厳重さには納得できます。
因みに、日本の護衛組織はシークレットサービスではなくSP(セキュリティ・ポリス)と呼ばれ、こちらも国家の要人を担当しています。
早い話が、「アメリカ=シークレットサービス」で、「日本=SP」となるわけですね!
仕事の内容は似ていますが、名称や所属する国などが違いますし、そもそも別々の組織となっています。
どんな仕事をしているの?
仕事の関係上、シークレットサービスの強さ(技術力)や戦略などは明かされていませんが、特殊な訓練を受け、さまざまな技術を持った護衛のプロフェッショナル集団だと言われています。
ウィキペディアによると、カウンタースナイパー支援部隊や爆発物探知犬部隊などが存在しているそうですが・・・これら以外にも、内部の人間以外は絶対に知らない「秘密の部隊」がありそうですよね?
推測ですが、私はあると思っています。歴史の本を読んでいるせいか、アメリカはそういうことをやりそうなイメージが強いです(汗)
シークレットサービスの仕事のスゴさ
護衛のための事前調査も

シークレットサービスは、大統領の訪問先で事前に調査などを行います。当日に、ただ護衛をするだけではありません。前もって、着々と護衛の為の準備を進めているのです。
実際にアメリカ大統領を警備する際には、シークレットサービスを含めた何百人もの護衛が、警備体制を固めます。
その際にはヘリやリムジンなどが必要になりますが、来日時にこれらもアメリカから空輸されてきます。
移動時には車列がズラリと
大統領が移動する際には、1章でお話しした大統領専用車と一緒に、同じような見た目のリムジンが走行します。
オバマ大統領の来日時に見た人も多いかと思いますが、黒い車が同時に何台も走ることになるので、傍から見るとどの車に大統領が載っているのかわかりません。因みに前回は、銀座の寿司屋に行くだけなのに、黒のリムジンを何台も引き連れるという状況に陥りました。
今回も、上の動画と同じ状態になりそうですね(笑)
ここで注意して欲しいのですが、車の中には武器が積まれているだけでなく、銃を持ったお兄ちゃんたちもいます。危ないので、決して近づかないでくださいね!(まあ、そもそも近づけないと思いますが・・・)
大統領専用車の後方には、事件やケガに備えて、救急車も付いてきているという徹底ぶりです。
ただし仕事が過酷で5年が限界
護衛の任務を徹底的にこなし、アメリカ大統領を守っているシークレットサービス。しかし、仕事が過酷すぎて4~5年で限界がくるそうです。
シークレットサービスの大統領護衛部門の仕事はシフト制であり、2週間単位で昼勤、深夜勤、夜勤が入れ替わる。これが終わると2週間のトレーニング期間に入り、トレーニング期間が終了すればまた仕事に戻る形となっている。警護中は食事を摂ることも、雨の中で傘をさすことも出来ないなど肉体的に過酷であり、だいたいは4、5年で限界が来るとされる
引用元:https://ja.wikipedia.org/
日本側はトランプ氏の来日で何をする?
日本は1万人の警備体制
アメリカのシークレットサービスもスゴイのですが、ちゃんと日本側も大統領を迎えるために警戒態勢を取ります。2017年11月の来日の際には、警備のために1万人以上の人員を使うのだとか。
来月5日のトランプ米大統領来日に備え、警視庁は25日、1万数千人体制で警戒にあたると発表した。国際テロや、核・ミサイル開発を進める北朝鮮の情勢を踏まえ、米大統領来日時としては過去20年で最大規模となる。
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171025-00000087-mai-soci
1万人の警備と聞くと安全に聞こえますが、日本の防衛費がヤバい事になるのでは・・・トランプ大統領が来日したせいで、警察の予算使い切っちゃったりしませんよね?私はそこが不安です((+_+))
私たちは交通規制に注意
トランプ大統領の来日時には、警備などの関係から交通規制する対応が取られることになります。
具体的には対象車両が走行する直前に警察車両によって高速道路走行中の車を停止させ、対象車両が通過した後に規制が解除されるという流れで、対象となる高速道路の入口では一時的に閉鎖される。
https://news.yahoo.co.jp/byline/toriumikotaro/20171101-00077657/
交通規制にかかってしまうと、バスや車に乗っている場合は身動きが取れなくなります。また、今回は大規模な警備を行っているため、交通規制による時間ロスが大きくなる可能性もあるでしょう。
盲点!ロッカーも使用不可に
トランプ大統領の行き先に専門部隊を配置し、都内ではすでにパトロールやコインロッカーの閉鎖も行われています。荷物をロッカーに置けなくなるため、出張や遠征に来ている人にとってはダメージが大きいのではないでしょうか?
羽田空港では荷物の預かりカウンターが使えますが、それ以外の場所(鉄道駅など)を利用する人は、荷物に悩まされるかもしれません。
まとめ
いかがでしたか?トランプ大統領を護衛するために、アメリカからは戦車レベルの防御力を持った車や、護衛のスペシャリストである「シークレットサービス」が送られてきます。
頑丈そうな車がズラリと並んで走行し、中には武器や銃を持った部隊がスタンバイ・・・一度見てみたい気はしますが、怖すぎるので不用意に近づけませんね(;´・ω・)
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