夏休みになると、「子どもの宿題」で悩む親は多いですよね。子供がやる気を出さないため、最終的には親が宿題をやるという家庭もあるようです。
しかし、これはアリなのでしょうか?また、イライラせずに手伝う方法はあるのでしょうか?
今回は、私が塾講師時代に実践していた「子供のやる気を引き出す方法」について紹介していきます。
目次
子供の宿題を見てイライラ!親がやるのはアリ?

よく、他所のお母さんから「うちの子が夏休みの宿題をやらない!どうしたらいいの?」という話を聞きます。
母親としては、早めに宿題を終わらせてほしいと思うのは普通のことですし、お気持ちもよくわかります。
とはいえ、やる気ゼロの子どもにやる気を出させるのは至難の業ですよね?そのため、イライラして子どもの宿題を自分でやってしまうというお母さんもいるようです。
しかし!
子供の宿題を手伝うだけならまだしも、親がやるのはNGです。子どもの学力が伸びません。
そもそも、周囲にはバレバレです。
宿題を手伝うなら、サポートに徹しましょう。親が上手にサポートすることで、子どものやる気を引き出すことができます。
「宿題をやらない子供」へのよくある対処法
対処法のあるある
ネット上を探すと、「宿題をやらない子供への対処法」や「宿題をやらせるための親のサポート方法」などの記事が見つかりますよね。
記事数は多いですが、紹介されている方法は 大抵、次に紹介するパターンです。みんな考える事は同じわけですね。
- 最初に夏休みの計画表を作る
- 宿題をやる時間を決めておく
- 親も子供と一緒に勉強する
- 旅行など宿題達成の目標を作る
- 情報収集や作文の書き方は親がサポート
他にもいろいろありますが、ざっくり分けるとこんな感じです。実際に試してみた人も多いのではないでしょうか?
塾講師時代に私が実践した方法
しかし、実践した人の中には「上の方法で失敗した」という人もいるようです(あくまで私が聴いた話ですが)
そのため、結局どの方法が一番効果的なのか悩んでいるママも多いでしょう。
結論から言うと、私の経験談では③の「子供と一緒に勉強する」が一番効果的でした。
親と塾講師では立場こそ違いますが、基本的なサポート方法は同じです。
私のいた塾では、やる気ゼロの子どもに対して、塾と母親の連携技でやる気を引き出していました。
(荒業でしたが・・・)
そのため、この考え方を基準にして「夏休みの計画表づくり」や「目標作成」などのサポートを行うことをおすすめします。
では、実際にはどのようにサポートしていけばいいのでしょうか?次の章では私が実践していた具体例についてお話しします。
子供の宿題を親が手伝う時はどうすればいい?
突然ですが、私が勤めていた塾の話を聞いてください。
子どもたちの中には「テキストすら机に出さない子供」が何人かいました。周りが勉強していても、その子だけは一向に手を動かさないタイプですね。ちなみに、その子は自宅でも宿題に全く手を付けていなかったようです。
このようなタイプだと、最終的には親が宿題をやってしまう「手伝い過ぎパターン」の家庭もありますが・・・
それだと子供のためになりません。大人はあくまでサポートに徹した方が良いでしょう。
やる気ゼロの子どもには手を焼きましたが、私が試した方法の中で一番効果があったのは、やはり「会話により自発的な行動を促すこと」でした。
早い話が、子どもに声をかけつつ、私たち(大人)も一緒に宿題をする訳ですね。
「この問題、一緒にやってみよう?」
「1問目の答えはわかるかな?ヒントは〇〇だよ」
・・・と、こんな感じで話しかけるのが、一番効果的でした。
1問できたら
「お!正解!じゃあ次もやってみようか?」
と褒めつつ、次の問題へと誘導。そしてある程度まで宿題が進んだら「がんばったね」と声かけもします。
このような声掛けにより、子どもの宿題や夏休みの計画表作成も乗り切ることができました。
ちなみに注意点ですが、私は一気にやらせない方がいいと思いました。というのも、がんばりすぎて完全燃焼してしまう子もいるためです。
一度に終わらせず、少しずつでも毎日進めていけば、夏休みの宿題はちゃんと終わらせることができます。
夏休みの目標やご褒美が無い時はどうするべき?
1章では、子どもに宿題をやらせるための対処法として「旅行など目標を設定する」とお話ししましたよね。
目標があれば、「1週間後に旅行に行くんだから、それまでに宿題やっちゃわないと!」とハッパをかけることができます。
本来はご褒美なしで宿題をやってくれた方が嬉しいのですが、やらない場合は仕方がありません。ご褒美に頼る方法もアリでしょう。
しかし、ここで問題になるのが「旅行などに行かない家庭の場合」です。この場合は、どうすればいいのでしょうか?
結論から言うと、「大きいご褒美」がないなら、「小さいご褒美」でも大丈夫です。
(そもそも、私は塾講師だったので、子供たちに豪華なご褒美なんて用意できませんでした)
「小さいご褒美って何?」という話ですが、私は子どもが好きそうな「怖い話」をご褒美として用意していました(笑)
「15時までに宿題が終わったら、怖い話でもしようか?」
と、ダメ元で言ったのですが、意外と効果があったようで・・・どの子も、勉強のスピードが一気に上がったのです!
夏だったこともあり、「怖い話」への食いつきが良かったのでしょうね。
ただし、次の日に塾に行くと
「Bちゃん知ってる?宿題が終わったらね、怖い話が聞けるんだよ!」
「え、なにそれ!私も聞きたい!」
という会話が聴こえてきましたが(笑)
一度怖い話をしたせいで「宿題をしたら怖い話が聞ける」という妙なルールが作られてしまったのです。
なので、スキマ時間を使って、私は子どもたちに聞かせていました。この出来事で子どもとも仲良くなれたので、個人的にはおススメの方法です。
まとめ
いかがでしたでしたか?
今回の記事では、私が塾講師時代に発見した「夏休みの宿題をやらせる方法」についえまとめてみました。
あくまで私の経験談ですが、やはり子供のやる気を引き出せる一番の薬は「両親」か「身近な大人」なのかな・・・と思います。
もしあなたが宿題のことで悩んでいたら、一度初心に戻って「子供への声掛け」をしてみてください。きっと役に立つはずなので。
コメントを残す