ゲーム【シノアリス(SINOALICE)】のストーリー解説をしています。今回は「シンデレラ」のストーリー第一章(憎悪篇)についてまとめました。「憎悪篇」は「衝動篇」の続きにあたるモノガタリなので、衝動篇を読んでいない方はまずこちらから読むことをおすすめします。
※ネタバレ・感想・考察を含むので、閲覧の際にはご注意くださいませ!
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第一章一節ネタバレ

【シノアリス】シンデレラのストーリーネタバレ!第一章の解説&考察
シンデレラは笑っていた。自らの呪縛を思い、嗤っていた。この身を捕えるものが卑劣なら それは何て素晴らしい事だろう。
物語の中では馬鹿にされ、蔑まれて生きてきた。そんな魂に卑劣以外の何が宿ろうか。
ならばその呪いに、思う存分この身を任せるだけーーーシンデレラは楽しそうに 口元を歪めた。
ーゲーム本編より引用ー
第一章二~五節
二節
自分の立場を理解できずに 嘆くだけの生き方には、もう飽きた。
三節
感情を抑えつけて 建前を言うだけの生活は もういらない。
四節
与えられたものは受け入れる。受け入れ、そして利用する。
五節
殺す事に迷いなどない。迷うほどの感情もない。
第一章六~九節
六節
自分の為に 自分の感情すら利用する。ましてや他人の想いなど
七節
誰が何の為に生きようが 誰が何の為に死のうが 私には関係ないのだから。
八節
さあ、泣きなさい。己の立場を呪いなさい。背負わされた運命に絶望しなさい。
九節
嘆く奴らは踏みつぶし 全てを私の糧にする。
第一章十節のセリフ
豚の姿をしたナイトメアは 鼻息荒くも呟いた。
ボクはタダ、生きタイ。食ベラレル事ナク、生きてイタイ。ダカラ僕ハここで生キル。
魂を引き裂くようなその叫びに シンデレラは優しく微笑んだ。
「豚は豚だよ?何度生きても何度死んでも アンタは美味しく 食べられるのさ!」
豚じゃナイ。食ベラレル為に生まれたワケじゃナイ。
血反吐のような嘆きと共に オークは命の火を消した。肉の塊となったそれを人蹴りすると、シンデレラは火を放った。
さあ、ディナーの時間です。義母さま、義姉さま、今日のメニューは美味しい美味しい ローストポークですよ!
ーゲーム本編より引用ー
▽シンデレラのモノガタリ第2章(憎悪篇)のネタバレはこちら
【シノアリス】シンデレラとピノキオの物語ネタバレ!憎悪篇2章まとめ【考察】
ネタバレ感想と考察
笑いながら「豚は豚だよ?」と言い放つシンデレラが、めちゃくちゃ怖いと思いました(汗)とはいえ、シンデレラの生い立ちを考えると、「性格が悪い女」の一言で一蹴できない部分もありますよね・・・
余談ですが、シンデレラを見ていると『幻想水滸伝Ⅱ』のルカという名悪役を思い出します。「ブタは死ね!!!」という強烈な名言を残した悪役ですね。シンデレラの「豚は豚だよ?」というセリフを聞いた瞬間に、私はルカを連想しました(笑)
シンデレラもルカも、外道という言葉がピッタリと当てはまるキャラクターです。そして2人とも、色んな意味で怖い。
※ネタがわかる人がいたら、コメント欄で教えてもらえると嬉しいです。記事を書いていると、毎回「このネタは読者に伝わるのか?」と不安になるので・・・
「シノアリス ネタバレ」で検索してこちらにきました。ルカ様わかります!なんでもするから助けてくださいって命乞いをする村人に「ブタのマネをしてみろ」と言って、それを嘲笑った末に「ブタは死ね!!!!」って斬り捨てるの、衝撃的でした。
シノアリス初心者さんへ
こんにちは!管理人です。コメントありがとうございました(*´∀`*)
ルカ様ネタがわかる人がいた・・・だと・・・!?
たしかにシンデレラは性格が悪いだけの伽羅ではなさそうですよね。ガラスの靴を何処か大事に思ってる節がありましたから。また、ネタバレにはなってしまいますが、ガラスの靴を履けたなら、相手は誰でも良かったのかと問い掛けていた一文が、女性らしく、切なさに溢れていたように思えたのもシンデレラの心情の一つではなかったのかと感じています。
匿名さんへ
コメントありがとうございます(^^♪
私も匿名さんと同じで、あのセリフをかなり深読みしました。なんというか、複雑な乙女心が読み取れますよね・・・!