ゲーム【シノアリス(SINOALICE)】のストーリー解説をしています。
今回は「アリス」と「スノウホワイト」のストーリー第3章についてまとめました。
3章はクロスストーリーとなっているため、2人のセリフを交互に聞きながらストーリーを進めていきます。
このページを読む前の注意点

注意点1・ネタバレ・考察・感想を含むのでご注意ください!
注意点2・このページを読む前に、下の記事を読んでおくと内容が理解しすくなります。
【第三章一節】ストーリーネタバレ
【一節】アリスとスノウの出会い
戦いが舞う 不毛な空間、ライブラリ。自分以外の全てが化け物であると 思ってたその場所で、少女達は邂逅する。
生を束縛されるアリス。正義に囚われるスノウ。彼女達は出会った瞬間に理解した。お互いの思想が相容れない事を。
そして・・・作者を復活させる為には、目の前にいる少女を殺さねばならない事も。
【戦闘中のアリスとスノウの会話】
スノウ「個人的な動機だけで、作者に復活してほしい。そんな身勝手な理屈で他者の命を奪うとは」
アリス「あなたには判らない。その身勝手な正義に囚われているあなたには」
スノウ「・・・人は正しくなければならない」
アリス「私には関係ない」
【第三章二~九節】アリスとスノウの会話まとめ
アリスとスノウ、ある意味真逆の性格をした2人。
3章では、2人の会話と共にストーリーが進んでいきます(展開は、相変わらずセリフ→戦闘→セリフ→戦闘・・・のままです)
【二~五節】アリスとスノウのセリフ
貴方の振りかざす正義が、皆の正義とは限らない。
全体が個に奉仕し、個が全体に奉仕する。それこそが為すべき正義の世界だ。
この世界は間違ってる。貴方も、この私も。
世界が間違っているなら、正義を以て正すべきだ。たとそれが、茨の道でも。
【六~九節】アリスとスノウのセリフ

私は私の信じた人を救う。それが、私にとっての正義だ。他の人には決定させない。
・・・私が自分の正義を疑う事はない。なぜなら、それが私の全てだからだ。
私は弱い。だから、正義が眩しく見えるのかもしれない。
大きな正義を為すために・・・私は、この手を汚す覚悟はあるのか?
ーゲーム本編より引用ー
【第三章十節】クロスストーリーの最後
「貴方のような身勝手な理由で生きる事は許せない。けれど、この世界には倒さねばならない、さらなる巨悪が存在している」苦々しく呟くスノウ。
アリスは言う。「私も貴方のような偽善者と一緒にされたくない。だけれど、目的の為に手段を選んでる余裕は、ない」二人はお互いの背中を合わせて、ナイトメア達の群れに斬り込んでいった。
最後の一撃。敵の断末魔が細く高く伸びてゆく。それはまるで、人間の歌のようだった。戦いを終えたスノウは目を細めて呟く。
「もう私達は闇に引きずり込まれつつあるんだ・・・」その言葉の意味をアリスは噛みしめるように理解していた。二人は別の道を進む。お互いの目を合わせる事もなく。別れの挨拶もなく。
ーゲーム本編より引用ー
考察

アリスとスノウのクロスストーリー。
主要キャラの中では比較的まとも(常識的?)なイメージの2人ですが、意外にも仲は悪い様子。
2人とも落ち着いているので乱闘にはなりませんが、互いにディスってますね。
アリスにとっての正義
アリスにとっての正義は、信じた人を救う事。
一途と言えば聞こえはいいものの、盲目的で利己的ともとれる考え方です。
本編の「私は私の信じた人を救う。それが、私にとっての正義だ」というセリフからわかりますが、自分の感情にどこまでも素直ですね。
スノウから見れば、アリスの考え方は身勝手なのでしょう。自分と、自分の好きな人の事しか見えていませんから。
ただ、アリスは自分の弱さを受け入れているます。そして世界も自分も間違っているという自覚があります。
自身のあり方が間違いだと知りつつも、盲目的な生き方しきできないのがアリスですね。
スノウにとっての正義
一方スノウは、アリスと真逆。
スノウにとっての正義は、全体にとっての共通利益。小さな悪であれ、悪は見逃さないヒーロー的な思考の持ち主です。
考え方としては、結構わかりやすいですね。勧善懲悪がハッキリ区別されている世界なら、彼女はまさにヒーローですが…
けど、スノウにとっての正義がみんなの正義とは限らないんですよ。悪人は罰されるべきですが、それが全体への不利益になることもあるでしょう。
でも、スノウはその可能性を一切考えていません。
本編の「私が自分の正義を疑う事はない。なぜなら、それが私の全てだからだ。」というセリフからわかるように、スノウは正義に盲目的。
ここがアリスとの決定的な違いですね。
スノウは一般的に正しい思考ですが、そこに含まれる矛盾・間違い・不利益には目を向けないイメージです。
アリスとスノウの共通点
性格的には正反対の2人ですが、1つ共通点があるんですよ。
2人とも、自分の信じたことを覆しません。一度信じてしまったら、もう軌道修正ができないのです。良くも悪くも盲目的です。
というかシノアリスの女性陣って、みんな軌道修正しません。我が道をつき進むキャラしかいません。
猪突猛進ですね。
引用だけか……
こんにちは!管理人です。
この章については、とくに考察がありませんでした(汗)勘違いさせてしまって申し訳ないです。紛らわしいので、タイトルを変更しますね。
スノウについては、「憎悪篇ネタバレ」の方で考察&感想を書いているので、そちらをご覧いただければと思います。